あきた型算数。全国学力テストトップ独走の秋田県から学べること。

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あきた型算数授業って知ってますか?知らなくても秋田県の子供たちの学力が高いことはご存知の方が多いかと思います。

 

以前行われていた学力テストは1964年に一度中止されましたが、2007年に全国学力、学習状況調査として復活しました。
現在の全国学力・学習状況調査(小学生)では小6が対象で、科目は国語・算数・理科です。
その全国学力調査の結果で秋田県が毎年高水準であることから注目を浴びて、あきた型教育やあきた型算数という言葉で呼ばれるようになっています。

ちなみに2007年の結果では全科目とも秋田県がトップとなっており、その後も6年連続で秋田県が1位と独走状態です。現在では国内外から教育関係の方が見学に来られるくらい有名になっているそう。

関連書籍も発売されています。

しかしこの秋田県の高水準は昔からというわけではなかったようで、昭和30年代には順位が40位前後と非常に低迷していたところから、教育改革が始まったということです。

それから40年。確実に結果を出していることからも、このあきた型教育に私達も学ぶことは多いと思いかと思い秋田式の教育について調べてみました。

 

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秋田県の取り組み

秋田県は、県として多くの予算をかけて主には以下のような事業を推進しています。

少人数学習事業推進
(現在では少人数学習も聞きなれた言葉ですが、こちらは秋田県が先駆けて始めたものです。小1・2では学校環境に慣れるための少人数学級。算数・国語などは少人数授業で行っています。また一度苦手意識を持つと回復させるのが難しい算数の授業は複数の先生であたったりもしてるよう)

学習状況調査
(県独自の調査。担任の先生が採点をすることで各生徒の進行度を把握している)

算数・数学学力向上推進事業
(各学校の授業水準を同等レベルに保つため、義務教育課の推進チームが全県の小・中・高等学校を訪問し、小学校から高校までの12年間を見通した観点から指導を行う。WEB通して様々な問題に取り組むことができ、またその分析がなされるので、それに基づいた指導を教師が行うことができる)

教育専門監
(実力のある先生が教育専門監と命名され、近隣の小中学校で教師に対する指導を行う)

大学出前授業


夢プラン事業 等

そしてこのような学校側の取り組みに加えて、秋田県では「秋田わか杉っ子 教育十か条」というのを掲げて、家庭学習も重視しています。

具体的には家庭学習ノートの実施・推進。
こちらは、放課後宿題の他に何の教科でもいいので家庭学習ノートを使用して学年×10分勉強するというもの。

こういった県の取り組みによって秋田県の家庭学習時間も他県に比べて全体的に長いとのこと

 

あきた型算数の特徴

あきた県では算数に力を入れているのも特徴です。

少人数授業の推進や、算数学力推進事業、TT(チームティーチング・算数の授業を複数の教師で行う)といった取り組みをして成果を挙げています。
なぜ算数の授業で特に少人数授業やTTを行うかと言うと、このブログでも度々書いている通り、算数は一度躓くと再び付いていくことが非常に難しくなるからだそうです。

そしてこの成果を挙げているあきた型算数の中身はといえば、簡単に言えば

各子供の進行度を見極め、それに合った指導をする。躓かせない。

ということだと思います。

これは算数の勉強の大切なポイントをついていて、それは家庭学習でも実践できることです。

 

家庭学習って何すればいいのってイマイチ目的が分からないというママも多いと思います。そんな時はこのあきた型算数を家庭学習にあてはめて考えてみると少しわかりやすいかも。

つまり、算数学習で大事なのは、親が子供の進行度を見極めて、それに合った子供を躓かせないための指導をすること。

結局ただ子供に算数の問題を解かせているだけでは伸びてはいきません。成果を上げるためには、親が子供の進行度を見極め、そしてそれに合った勉強方法を提示しなければいけないのです。

あきた型算数の記事等を読むにつけ、改めて子供の学習に親が関わることの大切を感じますし、こういった成功事例から学べることは多いなと感じます。

 


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