【低学年】「徹底反復 音読プリント」は暗記するまで音読しよう!




 

先日、日本でも10本の指に入る大型書店に行ってきました。

そこの本屋は10F建てのビル全部が本屋さん!そしてワンフロアーが全部問題集という階があります(幼児向けから大学受験、大人向けの英語参考書などなど)

おぉおおお、問題集がめちゃめちゃたくさん。ここぞとばかりにじっくり問題集を立ち読み!端から端までじっくりと中身も立ち読みさせていただきました。

 

子供が学校から帰ってくる時間が迫っていたので1時間くらいしか滞在できずやや消化不良でしたが、楽しかった~!!

 

あ、ただ立ち読みしてたわけではありませんよ、ちゃんと問題集も買いました。

 




陰山メソッド【徹底反復 音読プリント】

買ったうちの一冊がこの「徹底反復 音読プリント」です。

 

陰山メソッド徹底反復「音読プリント」 (教育技術MOOK 陰山メソッド)

 

音読、大事ですよね。なぜ音読が大事なのか?

・文章理解の程度がわかる
・解釈が深まる
・集中して内容把握ができる
・言語感覚が育つ
・言語表現力が育つ

 

最近は「毎日宿題に音読がでる」という小学校がほとんどとも聞くくらい、音読の効果は一般的に認められているところです。

 

うちの子供たちの小学校でも、小学1年~小学3年の間は毎日音読の宿題があります。時間にして5分から10分くらいでしょうか?

ただ国語が得意で読書好きな長男は、音読は躓かずにすぐ読めるようになってしまいますし、それですごいスピードでふざけて読んだりして意味あるの~?という状況だったんです。

音読は、その子の文章理解よりも少し難易度が高いものが効果があると思っているので、宿題の音読ではなく図書館で借りてきた本を音読させたりしていました。

でもそれも面倒なので何かいい教材ないかなぁと思っていたところこの音読プリントを発見!

 

音読プリントの中身は?内容は?

こちらのドリルの中身は、いわゆる「文章が書かれているだけ」のもの。それだけです。問題とかそういったものは一切ありません。

学校の国語の教科書をイメージしてもらえばそんな感じです。(最後のほうに作者紹介は数ページあります)

それだけっちゃぁそれだけなのですが、収録されているのが誰でも知っている名文ばかり!!こういう美しい文章に小学校のうちから触れさせるのは本当にいいこと!美しい日本語を声に出して読むことで「美しい日本語の響きがどんなものかを身体で覚えて欲しい」のです。

この音読プリントは小学校低学年でも使用できるように、全ての漢字振り仮名がふってあります。名文だけをまとめたサイトなんかはあっても、小学生向けに全部に振り仮名がふってあるものはないですよね。

そういう意味でもアイディアがすごいです。

取り上げられている文章を一部ですが引用してご紹介します

春のうた(草野心平)
竹取物語
春暁
道程(高村光太郎)
蜘蛛の糸(芥川龍之介)

 

こういった名作の特に有名な箇所が抜粋されています。文章の数は初級が15文、中級が17文、上級が21文です。

こちらのドリルは、全ての漢字にふり仮名が振ってあるのと、難しい意味の言葉は注釈がありますので平仮名が読めれば小1からでも使えます。漢文には簡単な文章の意味が同ページに掲載されています。

 

上記のラインナップを見ても分かると思いますが、こちらに収録されている名文は「文章をすらすら読む」というより「日本語の美しさ、表現方法、言葉の美しい並べ方、響き」に触れるという意味合いの方が大きいかもしれません。

これぞ小学生の低学年からやらせておきたいことです。

 

でもこの「負けた」感は何?

でも買っておいて何ですが、ここに載っている文章は多分全部著作権の切れたもの。お金を出さなくても青空文庫なんかでどれも無料で読めるんですよね~。

じゃぁ買うなよってつっこまれそうですが、まぁそこから名文を引っ張って接ぎ合わせる労力の代金と言えば高くはないのですけれど、なんとなく負けた感はあります。

 

ついでにもう1つ言わせてもらいたいこと。
宮沢賢治からは「雨ニモマケズ」と「永訣の朝」「稲作挿話」が入っていますが、個人的には「春と修羅」も入れて欲しかったです。と、勝手なことを書いていますが、載っているものは名文ばかりでさすがのセレクトといった感じなので、我が家でも繰り返し繰り返し読ませようと思っています。

 

覚えるくらい何度も音読して美しい日本語とはどういうものかを肌で感じて欲しい!ボロボロになるまで活用したいドリルです。

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