『SAPIXメソッド』 でも結局は地頭がいい子が集まっているではと思った。

日本実業出版社「SAPIXメソッド~難関中学合格率№1 驚異のノウハウ」

SAPIXメソッド

結構期待して読んでみたのですが、内容としてはサピックスに通っている子供たちがどれだけ目を輝かせて自主的に、且つ親子共々覚悟を持って勉強しているか。という結局はそういう趣旨の本のようでした。

 

果たして小学生でどれだけの子供が「目的意識を持って勉強に臨み、且つ自分で勉強形態を組み立てて取り組んでいる」のでしょうか?
私はそういう子はかなりの少数派だと思っています。自分で勉強をしようと決めたよりは、親の目的に沿ってやっている子が塾の雰囲気に乗って勉強しているパターンが多いのではないでしょうか?

 

それをこの本では「いかにサピックスに通う子が勉強好きか」というニュアンスを漂わせて書かれているので、私としては少し引いてしまいました。

 

確かにサピックスの進学率は素晴らしいですが、中学・高校の塾関係者や名門校出身の子たちからたまに「サピックス上がりは入学後落ちこぼれる。内部進学に失敗する子が多い」なんていう話を聞きます。裏を返せばそれだけサピックス小学部の教育内容がスゴイということでもあります。

そのためこの本に「サピックスの本質」的な部分を掘り下げた内容を求めていたのですが、実際は期待したほどの内容ではありませんでした。この本を読んだだけではサピックスという塾の姿があまり見えてこなかったのが残念でした。

 

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庶民にはベールに包まれているSAPIX

サピックスの難関中学への合格率の高さは誰もが知るところです。
我が家も「どの塾も月1万円!均一キャンペーン!」なんてものがあればサピックスに入れたいところですが…はい、そんなものはあるわけもなく。

知っている方は知っていると思いますが、サピックスの授業料は他塾と比べて高額です。

その高額の授業料を出せる家庭の子しか入塾できないという大前提がありますから、結局はご両親も高学歴で、ある程度の地位を持っている家庭の子が大多数のではないかと想像できます。

結局「授業料が高額なのでDNA的にも生育環境的にも恵まれている子が入塾する。その上サピックスはカリキュラムもいいから当然難関中学への合格率も高い」ってこういう方式ではないかと私は考えていますがどうでしょう。

それがサピックスメソッドというわけか!と言ってしまうと、庶民の僻み感満載なので言わないでおきますが…。言っちゃったけど…。

 

各教科別勉強法

こちらの本には各教科別のサピックスでの勉強方法も書かれています。とは言え恐らくインタビューを元にしたものだと思われるので断片的ではあります。

ですがなるほどと思える内容も随所随所に書かれています。

例えば算数で必要なのは「理解力、緻密な計算力、連鎖の考え方(思考力)」、また1~3年生まではパズル系問題(おそらくきらめき算数脳タイプの問題)に取り組ませているそうで、それによって子供たちが知らず知らずのうちに算数の概念を学ぶといったこと具体的な勉強法も書かれているので、家庭学習に応用できる部分も多々ありました。

 

まとめ

特に家庭学習にすごく役立つ内容というわけではありませんでしたが、中学受験の過酷さというか、中学受験には子供の精神的成長(ある意味の早熟さ)も必要だなということを思い知りました(この本の訴えたかった部分とは違うと思いますが私はそこを強烈に感じました)。サピックスに興味がある方は中古で安くなっている上、さらさらっとすぐ読めてしまうので1度読んでみられるといいかもしれません。

サピックス以外ですが大手塾に関する記事もどうぞ♪


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