「やる気になっていない子どもの成績は悪くて当たり前」そう思う私の経験談





なんでうちの子はこんなに勉強ができないんだろう? 
このままで高校・大学進学は大丈夫だろうか?

 

そう心配している方は多いと思います。もちろん私もそんな母親の1人です。

 

先日とある教育系掲示板で小学校3年生ママの「塾模試で偏差値が40でした。今後偏差値が上がることってありますか?」という質問を見ました。

回答はほとんどが「小3の成績なんて関係ありません、大丈夫」というものでしたが、中には「一般のテストで偏差値が40ということは塾偏差値では10低い。そこから這い上がって上位校に入る子はいません。せいぜい中堅校どまり。」という何とも救いのない回答もありました。

 

私もその回答を読んで一瞬落ち込んでしまったのですが・・・、いいえ、偏差値アップしないことなんてありません。

 

現に私は大きく偏差値をアップさせて最終的には志望校に入ることができました。時代が違うというご指摘も受けそうですが、そんなの勉強は勉強。システムは変化していても、内容がそこまで大きく変わるはずがありません。

 

 

母は私の成績表をみてよく泣いていた

 

私は自慢じゃありませんが(自慢になりませんね)高校2年生まで家庭学習というものを1分たりともしたことがありませんでした。

親に無理やり塾に入れさせられたことはありますが、授業なんて当然聞かず、挙句の果てには塾をサボる始末。それがバレてすぐにやめさせられました。

 

だからと言って学校の授業を真剣に受けていたかというとそうでもありません。そもそも学校が嫌いだったので、授業中は「早く学校終わらないかな~」と窓の外をぼーっと眺めているような子どもでした。宿題もやっていかないのでよく廊下に立たされていました。(昔は廊下に立たされるっていうのがありましたけど、今はないみたいですよね~。)

 

こんなんで成績が良いはずもありません(私の中学生の成績表は5段階で2と3しかありませんでしたよ、あはは。)。私の成績表を見た母がよく泣いていたのを覚えています。

 

高校受験も一般で受験することができず、推薦で私立高校へいきました。

 

多分この時点では、家族の誰も私が大学に進学するとすら思ってなかったと思います。でも結果は早稲田大学に現役で合格。

 

そんな自分の体験から思うこと。

 

それは「やる気になっていない子どもの成績がいいわけがない」ということです。

(まぁ中には素で勉強できる子もいますが、そういう子は地頭がいい天才です。比べないようにしましょう。)

 

やる気もないのに勉強ができたら逆に怖いですって。それに小学校低学年のうちから勉強に対するモチベーションがえらく高いのもなんだか心配です。

 

だから別に小学校低学年時の成績が悪いからといって、子どもの頭が悪いとは決め付けない方がいいのではないか?そう思います。

一生懸命家庭学習してるのに・・・うちの子頭が悪いのかな? 私もそう思ってしまうことはありますが、やる気のない状態での学習でその子の能力を測ることはできないのです。

 

 

本当にやる気スイッチがあったらいいですよね~。でもそれが小学校ではオンになってなくてもいいんじゃない?とも思います。

中学生でスイッチが入る子もいるし、高校生の子だっている。社会人になってからかもしれないけど・・・(それも困りますね)。

 

ともかく少し長い目で子どもを見てあげることも大事なのかもしれません。

 

 

今してあげられることは?

 

そんなやる気スイッチがオフ状態の子どもにしてあげられることは?

 

私は子どもの頃勉強をしなくて怒られたことはなかったし、家庭学習をさせられた記憶もありません。ですが1つ「新聞の天声人語と社説を読んで感想文」を書くことだけはしていました。

(もちろん自主的にじゃありませんよ、親に無理やりやらされていたんです。)

 

それで「読んだり書いたり」が不得意ではなかったし、ある程度の語彙力はあって、それがうまい具合に大学受験で役立ったような気はしています。

 

 

だからというわけではありませんが、子どもにとっては今成績に結びつくことばかりが重要ではないと思うんです。

今ご家庭でやってることがすぐに成績には結びつかないかもしれない。でもいつかその種が目を出すかもしれません。

 

でも不安に思ってるのはきっとほとんどのママが同じだし1人じゃありません。少なくとも私は不安です。

もし偶然この記事を読んでくださった方がいたら・・・肩の力を抜いて、子どものいいところを挙げてみませんか?そしてまた明日から新しい気持ちで頑張りましょう。

 

(と、そんなことを考えた全国統一小学生テスト後の自分(笑)結局自分への戒め記事~、すみません。)



6 件のコメント

  • お返事ありがとうございました。
    長い目でみてあげたいです。

    時間もお金もかけてるのに!って思ってしまいますが…必ずかけたから成績があがるとも限りませんよね!わかってるんですが笑

    いろいろな方法で子供にあう勉強方法がみつかったりやりたいことが見つかるまでは戦いですね〜
    是非、教材とスケジュールをアップしてもらえると嬉しいです。

    長い目で見てあげたいです。
    ありがとうございます。

    • あやあやさま わざわざ返信ありがとうございます。
      本当ですよね~、時間とお金をかけたからと言って成績が上がるわけではないのが・・・また!分かってはいるけどモヤモヤしちゃいます。
      子どもを思ってのことなんですけど子どもには全然伝わらないですしね。(うちだけかもしれませんが)

      記事にも書きましたが、私の母はよく私の成績表見て泣いてました。あの時は「なんで泣いてるの?いやみ?」くらいに思ってたいや~な子どもでしたが、今なら分かります(笑)
      私も泣ける!

      お互い頑張りましょう♪

  • >私は自慢じゃありませんが(自慢になりませんね)高校2年生まで家庭学習というものを1分たりともしたことがありませんでした。

    >「新聞の天声人語と社説を読んで感想文」を書くことだけはしていました。

    矛盾してませんか?

    ほとんど頭を使わなくてもできる計算ドリルは勉強だけど、新聞を読むことや感想文を書くことは勉強ではないという考えなのですか?

    • Yukoさま コメントありがとうございます。言われてみればそうですね?でもすみません、新聞読んだりが勉強とは考えたこともありませんでした~。もしや読書も勉強??それは嬉しい(*^_^*)
      今のところ読書や作文は、うちでは勉強ではないです。読書は娯楽に近いかなと。

  • やる気スイッチ あったら押してやりたい・・・と思うのは親だからこそ。
    何にも勝る親心だと思います。
    そのやる気スイッチ うちの子には探して押してやりたいが、待てよ、もしかしてないんじゃない?

    うちの長男は受験が終わりましたが、最後までやり尽くした感を出していませんでした。
    受かって欲しいけれど、あんな受験勉強で合格されたらこれからの人生をなめてしまいそう・・・とも思っていました。
    そのなめた長男ですが、書き初めだけは目の色が変わります。
    小学校時代はオール金賞、中学では銅→銀→次は金を狙う目つきはどう猛な獣です。
    母としては、なぜその意欲を勉強で発揮しないのか不思議です。

    その子によって勉強以外に表れるやる気スイッチもあるんでしょうね。
    長男にもあって良かったやる気スイッチ⁉︎

    うちも朝日小学生新聞を取っているのですが、天声子ども語の書き写しを始めてから作文能力が上がったように思います。
    書き続けているうちに起承転結のリズムが分かってくるみたいです。
    要点まとめも、やり始めのうちは1時間以上ものたうちまわっていましたが、続けていると2~3分で書き上げていました。
    この努力も(あっぷーさまのように)後々活かせることが出来たらいいなぁと思います。

    • ゆはあさま コメントありがとうございます。長男くん中3でしたよね、受験お疲れ様でした。
      最後までやり尽くすのは受験じゃないほうがいいのかもですよっ。それこそ書初めやスポーツ、興味のある分野に没頭できるのも勉強と同じくらいの価値じゃないかな~と。偉そうにすみません(汗)
      書初めがオール金賞だなんてすごすぎます、字がキレイな男子はかっこよすぎ♪♪ 
      高校受験では余裕を残しつつ大学受験や他のことへ・・・というのは理想です。すごいなぁ・・・。うちの長男も受験勉強は余裕で、それで違うことに集中できてくれたらいいなぁと思っていたのですが全く母の思う通りにはいきませんでした。残念っ。
      天声子ども語の書き写しをされているのは次男くんですか!?最初のたうちまわっていても、続けていると2~3分!!すごい、鳥肌ものです。
      ふはあさま宅も男の子兄弟(実は3人兄妹とかでしたらすみません)で似ている部分が多いので、とっても参考になります。
      いつも情報をいただきありがとうございます♪

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