日能研から出ている「ベストチェック」シリーズは以下の4種類です。
・算数ベストチェック
・国語ベストチェック
・理科メモリーチェック
・社会メモリーチェック
今回はベストチェック算数をレビュー。

この算数ベストチェックの中身は、参考書+問題となっていて、中学受験で必要な単元が70に分けられています。
「数論」が17単元(例えば公約数、概数、三角数、道順、組み合わせ等)
「文章題」が28単元(例えば旅人算、和差算、植木算などの特殊算等)
「図形」が25単元(例えば直線と角、レンズ形の求積、相似等)
以上で70単元です。構成は見開き1ページが1単元。左が要点で右ページが問題となっています。
左ページの要点は、分かりやすく簡潔にまとめられています。(ややアッサリしすぎているかもしれません。とりあえず詳しい説明をという方には向いていないかも)
問題ページですが、問題の難易度はさほど高くなく、飽くまでも「左ページの要点の確認問題」です。
対象学年は高めで受験用の参考書
Z会の「入試算数の基礎30」が低学年~中学年で使えるのに対して、こちらの算数ベストチェックの対象学年はより高め。
(「入試算数の基礎30」のレビューはこちら:こんな参考書が欲しかった!「入試算数の基礎30」は家庭学習ママ必携。)
かなりの先取り学習をしているなら別ですが、そうでなければ対象は小学校高学年。そもそも単元が完全に中学受験用の構成ですので、中学受験を目指しているか家庭学習である程度難しい問題をやりたいご家庭向け。
「入試算数の基礎30」は小学校中学年向きなこともあり、学校算数の補助的参考書としても使えるのに対して、こちらの「算数ベストチェック」は学校の算数とは全く関係のない参考書で、表紙に書いてある通り「中学受験用」です。
中学受験用としては評判の良い参考書のようで、計算以外の中学受験単元はほぼ網羅されている上に、きちんと単元で分けられているので子供の苦手単元がはっきり分かります。
塾の算数にちょっと付いていけないなとなった時、長期休みなんかに一気にやることで算数の力は底上げされると思います。上手く単元分けされているので、受験算数の全体像が見えてくるというイメージ。
ただ応用問題というものはないので、弱点確認や、基礎固めの確認に使うのが良さそうです。
小学校高学年向けの算数問題集は、受験用か学校算数かで内容が違いすぎる
高学年向けの算数問題集になってくると、中学受験向けか学校の算数向けかで内容が全く異なってきます。
中学年までは両者にそこまで大きな違いはないので、中学受験を考えていなくとも難易度の高い問題にチャレンジしたければ問題集の選択肢はたくさんあります。ですが、高学年になってくると中学受験用算数と学校算数の問題集の中身はまるで「別物」。
我が家は受験は考えていないものの、難しい問題には取り組んでいきたいと思っています。ではそういった場合、いったいどんな問題集を選んでいくべきか?
今後の大きな課題になることは確かです。
日能研ブックスから出版されている問題集
それでは日能研ブックスから小学校中学年くらいまで対象の問題集はないのかな?ということです。日能研ブックスの問題集は「みくに」出版から出ています。
その「みくに出版」のHPに日能研ブックスの問題集一覧が掲載されています。
小学校1~3年生くらい対象のものも一行問題の問題集等受験用の問題集といった感じですね。
当ブログの日能研から出ている参考書レビューもどうぞ♪
- 「日能研 算数ベストチェック」中受で必要な単元がよくまとまっている!
- 新小4 「春の日能研全国テスト」難易度と結果
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算数ベストチェック―中学受験用 (日能研ブックス) | ||||
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