※以下予習シリーズ4年生の「計算」のレビューになります
計算の大切さは言うに及ばず、算数の家庭学習に計算練習は欠かせませんよね。そして本屋さんに行っても計算ドリルは本当にたくさんの種類が出ていますが、個人的に今まで「これは!」って思ったのって「習熟プリント」シリーズくらいかもしれません。
(習熟プリントは子ども目線に立った丁寧なつくりと問題量の多さが特徴で、計算問題も量があるので「計算ドリル」としても使えます。)
そもそも計算って毎日コツコツやってこそ伸びるものだから、ある程度の問題量がないと話になりません。だから計算ドリルの最低条件は問題量が多いってことなんですけど、意外と値段の割には問題量が少ないドリルが多い。
またレベルも教科書準拠の簡単なものが多いので、「小4からは少数や分数の計算もどんどん練習はさせたいのに計算力がアップするような少し難しめで分量も多いドリルがない」なんていう悩みを持っていらっしゃる方も多いかもしれません。
そんな場合にお勧めしたいのが「予習シリーズ 計算 4年生」です。
予習シリーズ「計算」はどんなドリル?
予習シリーズは四谷大塚から出ているテキストですが、通塾していなくとも四谷大塚ドットコムから購入することができます。(ID登録は必要です)
予習シリーズは算数でもいくつか種類が出ていますが、「計算」はそのうちの一つ。4年生上・下(各800円) 5年生上・下(各1,200円) 6年生上・下(各1,200円)の計6冊出ており、こちらも通塾していなくとも購入可能。

今回は長男が現在やっている4年生上のレビューになりますが、予習シリーズは1年を通して第1回・第2回・・・と進んでいきます(つまり塾では毎週1回分ずつ進んでいく)が、この「計算」も第1回・第2回・第3回と予習シリーズのカリキュラムに対応する形式になっています。
ちなみに四谷大塚の4年生上のカリキュラムはこちらを参照ください
予習シリーズ「計算」4年上は、1回分の対応ページが8ページあります。分かりにくいのですが、第1回だと①から⑧までの8ページあり、それを1週間でやっていく感じです。1日1ページを毎日やりましょうという感じですね。
4年生のページ毎の構成はこんな感じで、計算問題が9問~10問と1行問題が2問~3問程度となっています。中には全て1行問題というページもありますが、問題自体の解き方よりも計算を重視した問題になっているのでどれも簡単な問題です。そしてこの予習シリーズ「計算」上は問題が163ページあって、値段が800円なので分量的には申し分ありません。
注意点
ただ注意点もあって、この予習シリーズ「計算」の内容は予習シリーズカリキュラムに対応しています。そのため、第1回から割り算のひっ算が出てくるなど学校算数より進度は速いです。
また1行問題では、簡単な植木算や角度の問題など学校では習わない単元も出てきます。中学受験はしないのでしたらこういったところは飛ばしてもいいと思いますし、ただこの計算ドリルに限って言えば非常に基礎的な問題しか出てこないので、簡単に教えてあげつつやってみるのもいいかも。1行問題に関しては基礎的な問題のみですが、計算問題は学校算数よりも複雑なものになっています。
そもそも学校算数とは進度が違うため取り組み方が難しい面はありますが、学校算数が問題ない子ならば、まずは習熟プリントなどで学年の先取り勉強は終わらせてその次の計算ドリルにするという使い方もいいかもしれません。あとは夏休みなどまとまった時間が取れる時に使ってみたいテキストでもあります。
市販されている計算ドリルの中では「中学受験はしないけれど、学校算数以上はやらせたい」にも対応できるテキストだと思います。ただ、しつこいようですが中学受験の単元は全く求めていないという方には向かないので注意です。
ちなみに我が家では
通塾している長男は、この予習シリーズ「計算」は毎週決まった塾の宿題の一つです。最初は学校算数よりも桁数の多い計算問題に苦戦していましたが、だいぶ慣れてきたようで、まだ数カ月ですが計算力は以前よりも向上しました。
その証拠に、以前は学校の計算問題でもミスを連発していましたが、学校テストや学校の計算問題はノーミスでこなせるようになりました。計算問題も本人の実力よりも多少難しい問題をやらせることで伸びていくのだと感じます。
次男は通塾予定なしですが、学校算数以上はやらせたいと思っているので、4年生算数の先取りが終わり次第この予習シリーズ「計算」を毎日のドリルとして使おうかなと考えています。ただ、4年生のものとあって空白(計算スペース)が小さいので、次男の運筆能力だととてもじゃないけど直接書き込んで使うのは無理かもしれません(そこかよ!って感じですが・・・)
小3になっても相変わらず小1並みの大きい文字しか書けない次男。小3ともなると、市販の問題集の文字や書き込みスペースもだいぶ小さくなってくるわけで、そんな意味で使える問題集というのが狭まってきている最近。次男が早く(人並みに)小さい文字が書けるようにならないかしら・・・と相変わらずレベルの低い目標設定で邁進中です。
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