わたしは元々PTAなどの”親の係”みたいなのが苦手でした。
長男が初めて入った幼稚園(海外)は、ママたちの活動がさかんな幼稚園だったのですが、私は「ママたちの活動は無理」とすぐに長男を転園させた過去を持っています。
そんな私でしたが、海外での育児を通して、周りの人にいかに助けられているかを知りました。特に海外生活では、皆頼れる親はいないため、ママ友同士の助け合いが当たり前の世界。私も周りにたくさん助けてもらって育児をしてきました。
そんな経験があったので、長男が小学校(日本)に入学してからは「できることはやろう」と、積極的にとは言いませんが、できることがあればママたちの活動に参加させてもらってきました。
今年PTAの役員をやることになったのも、「できるこがあればやろう」という私なりの心意気だったのですが、ここにきて「大人の人間関係」の難しさを実感しています。
PTA活動に対する意欲の違い
現在私が所属しているPTA役員は、私を含めて5人。その中の一人が非常に責任感の強い方で、その方が、いわゆる「わたしのパートナー」です。
彼女は非常に優秀な人なんだと思います。
彼女は、PTAの書類は「例年通り」ではなく、「いちから作る」派。常に完璧な書類にしたいと言っており、作成した書類も一言一句何度もチェックしています。言葉通り、彼女は寝ないで作業をしている日も多いような感じ。
彼女のやっていることに間違いはないのでしょうが、元々PTA活動の盛んな学校なので、書類を全て作り直していたらいくら時間があっても足りません。
そのうえ彼女は、一度作った書類を何度も見直して、語尾に至るまで何度も何度も直します。もちろん私にも訂正だらけの真っ赤な紙を容赦なく送ってくる・・・。
彼女は仕事をしておらず「時間はあるから」と言いますが、私は仕事もありPTA活動に割ける時間はそう多くはありません。
一度「そこまでこだわらなくても・・・」と言ってしまったのですが、そうしたら彼女に「仕事に命をかけるのと同じ気持ちで頑張りましょう」と返されてしまい、反論できませんでした。(ただ私は仕事に命はかけてませんけどね・・・)
また、彼女は書類だけではなくて実務に関してもどんどん仕事を増やします。
例えばPTAに出すべき提出物が出ていない場合、例年ならスルーしていたことも「全家庭に電話をかけて確認」とかになっちゃうんですよね。
何度も言いますが、彼女の言うこと・やることに間違いはないんです。ないんですが・・・正直そんな時間ない・・・。付いていけない・・・。
作る書類に関しても、彼女のチェック(直し)が細かすぎて、どんどん気持ちは沈んでくるばかり。
(ただ彼女の作る書類の言葉遣い・敬語や丁寧語が間違ってたりするんですが。わたし小心者なのでそこは指摘できません。指摘すると倍になって返ってきそうだし~)
最近は彼女のことを考えると動悸がしてきてしまうし、よく彼女が夢(悪夢)に出てきます。
まさかアラフォーにもなって、仕事以外でこんな事態に遭遇するとは思ってもみませんでした。
大人の人間関係の難しさ
そんな状況で思うこと。
通常、人間関係って「合わない人とは付き合わない」でスルーできるもの。少なくとも私はそうでした。
仕事はある程度ルーチンがあるため、人間関係は自分なりに折り合いを付けてやっていけていました。ママ友関係だって、最終的には自分と合う人とだけ付き合って、無理して合わない人と付き合う必要もありません。
でもPTAは・・・どんなタイプの人であっても協力して上手くやらなければいけないんですよね。それこそ、自分とは考え方が全く違う人とも上手く付き合い、雑務を遂行していかなくてはなりません。
そこにPTAの難しさがあるなぁと感じています。
バックグランドも性格も生活環境も違う人たちと、同じ「初めてのこと」をやっていくのはかなりハード。
そもそも私は物事を効率的に進めたいタイプ。一度勇気を出して彼女に「もう少し効率的に作業を進める方法を考えてみない?」と提案したこともありました。でも「PTAはそんなところではありません」とピシャリと返されてしまいました。
何も言い返せないわたし・・・、自分のバカバカ。
心がざわざわする
この年になって「PTAやだー」と登校拒否状態です。とは言え、大人なのでやるべきことはきちんとやっていますが…。
最近はよくPTAのことが夢に出てきて、夢の中で責められて泣いて飛び起きたり(笑)泣きながら謝って目が覚めたり(笑)はたまた刑事事件にまで発展したりして(注:夢のハナシです)追い詰められてます!!!!!
とほほ、情けない。
・・・と気が付いたらただの愚痴になってしまいましたが・・・
PTA活動自体には何の異論もありません。PTA役員になってから学校に行く機会が増えましたが、子どもたちが学校で私を見かけては嬉しそうに「ママ!」と言ってくれるのを見ると、学校活動に親が関わるのもいいなぁ~と思ったりします。
また子ども達のクラスメートからも「〇〇のママ!」と言われ、すっかり顔馴染みになったのもよかった1つ。
先生からも(長男の場合は主に悪いことですが)子どもの普段の学校生活の話なんかが聞けたりと、PTA活動も悪いことばかりではありません。
だから「良かったな」と「キツイな」と思うことは結局半々で、バランスが取れているのかもしれません。後々思い返してみたら「PTA役員をやった1年は濃かったなぁ」と、ある意味いい思い出になるかも・・・?
心を病まないように気を付けなければと思いつつ、とりあえず残り半年。前向きにあと半年がんばるぞと決意した最近でした。
と、そんな前向きな心境になったところでおわりです。 今日は悪夢見ませんように。
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