ー2017年4月17日ー
私、今まで通塾経験なしです。わたしは大学受験組ですが、予備校に通ったこともありません。
私が育った家庭が「勉強以外を頑張れ」という謎な方針でして・・・。いっとき塾に憧れて「塾に通ってみたい!」と言ったら「勉強なんてする必要なし!」と即効却下されました。
ちなみに私の父は高校教師でしたが。
私の弟2人は高校受験組ですが、勉強していると「勉強する時間があるならスポーツの練習しろ」と父に怒られる(弟はスポーツで選抜チームに入っていた)ので、父に見付からないよう隠れて勉強していました。
母は勉強しなくても成績がよかった理系の天才肌タイプだったので、我が子たちが勉強している姿を見ると「なんでそんなに勉強するの?」「必要なの?」と心底不思議そうに聞いてくるような人でした。
「もう寝た方がいいよ」「体壊すから勉強やりすぎはよくないよ」って、お願いだから勉強の邪魔をするのはやめてください。
母は、私の中学校の成績表を見て驚きのあまり涙を流したなんてことも。勉強しなくてもトップクラスの成績が当たり前だと思っていたみたいです。
と、こんな家庭で育ったので、私にとって「塾」というのは未知の世界でした。
ましてや中学入試の大手進学塾なんて別世界。いったい何が執り行われているのか?想像もできないくらいのことをしているんだろうと、まるでおとぎ話の世界のように思っていました。
大手進学塾の月謝は目ん玉飛び出るくらい高いですし、この額なんだから子どもの勉強全てを見てくれるんだろうと。
塾に入れば家庭では子どもの勉強にノータッチでOKっていう感じ。
それでまぁ色々あって小3(塾で言う新小4)冬に塾に入った長男。
塾で出る宿題をなんとかこなすだけで精一杯でしたが、でも皆こうやってるんだからこのやり方がベストなんだろうと。
でも長男の偏差値は下がる一方で、ある日気付いたのは「長男、塾カリキュラムに付いていってない!!そうか、塾のサポートを家庭でやらなければいけないんだ」ということでした。
塾を知らない私にとっては、ある意味目から鱗でした。
長男は塾の学習内容を理解しておらず、ただ何となく授業を聞いて宿題をやっているだけだったんですね。
私は塾って子どもの苦手分野まで把握してサポートしてくれるもんだと思ってましたが、個別塾じゃないんだからそんなことまでしているわけがありませんでした。
基本塾はカリキュラムに沿って進んでいかなきゃいけないわけで、「この単元を理解していない子は来週もこの単元やるぞー」なんてあるわけないし。
賢い子ならば理解できていない箇所を先生に質問するでしょうが・・・
これ、できない子がほとんどだと思います。(そもそも、どこが分からないのか分からない。とか、聞きに行くの自体がいやだとか)
この理解できない箇所を先生に質問するができるかできないかで塾の効果が変わってくるんですけどね。
で、我が子はというと「分からないところが分からない」タイプ。分からないところは先生に質問するんだよと言うと、「分からないとこないよ」ってそんなわけないだろ~!
最終的に我が家では、通塾しながら「長男が塾で理解できない部分を母が把握して、理解させるところまでやらなければいけない」という状況に。
実際に長男は塾の宿題まで到達できないという笑えない状況で、長男はスポ少週4でスポ少第一優先なこともあり、あ~もう無理だねって半年で休塾を決めました。
結局4教科通塾したのは半年間でしたが、あの半年間は家庭学習の負担も半端なかったし、精神的にも追い詰められてたなって思います。
休塾後は予習シリーズとスタディサプリを使っての家庭学習にシフトしましたが、通塾しない分だけ勉強時間は大幅に減りました。この勉強量(1日1時間程度)じゃぁ成績を維持できないかなと思ったら、普通に偏差値下がらずに現状維持。
あれ??
(理社が偏差値65超えたと思ったら、算国が偏差値50とか。逆に算数65きたー!と思ったら理社が偏差値50とか・・・。なんとも成績が安定しない長男なので、休塾後偏差値アップしたともダウンしたとも言えず、本当に「維持」という感じです。)
まとめ
精神年齢が高めで自学自習ができる子。
こういう子は理解できなかった場合、先生にちゃんと意思表示することもできるし、そうすると先生も「お、この子はここが分からないのか」とサポートしやすい。
でも「どこが分からないか分からない」長男のようなタイプは、ただ通塾しているだけになる危険もあって注意が必要なんだと知ったわけです。
塾に通っているだけの子は塾カリキュラムに付いていっていないので、そのサポートが必要です。大手進学塾に通いつつも、他のサポート塾に通ったり家庭教師の先生に見てもらう子がいる理由がようやく分かりました。
えぇ、まさに長男がそのタイプでしたよっていうね。
だから結局子どものタイプによっては、通塾で万事解決とはならなくて、親の負担が大幅増になるってこともあるんですよね。
結局は子どものタイプによってどんな学習方法が合っているのかを見付ける。これが一番大切なことなのかな~と感じているってことで締めたいと思います。おわりですっ。
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