趣味の範疇ですが、去年から自宅塾をやっています。
それにしても自宅塾の子の成績が上がると本当に嬉しい♪
最近は暇さえあれば、子どもたちの成績がどうしたら上がるかな?どの問題集が合っているだろう?って考えているような気がします。
それと最近感じるのが「親御さんの思い」です。
大学生で塾講師バイトをしていた時は考えたこともありませんでしたが、親が子どもにお金を出すってこと。それがどんなに重いものか、自分が親になった今は強く感じます。
それが勉強ならなおさらで、いただいている月謝を無駄にしてはいけない・・・。
さて本題ですが、自宅塾に算数が苦手だった子がいます。特に文章題が苦手で、文章題は出てくる数字を足してみたり引いてみたりするだけ。割り切れなければかけ算にしてみたり。
その子は自宅塾に今年1月から来ていますが、実は最初はサイパー「文章題」(小1レベル)をおはじきを使って解く練習からスタート。(現在小5の子です)
その子のママも巻き込んで、家で毎日必ず算数を勉強をすることや、毎日やるページとやらせ方も細かくやり取りしてやってきました。
ママも忙しい方でしたが、毎日その子について勉強を見てくれました。
一緒に勉強をはじめて4カ月。5年生最初のテストからいきなり90点!!嬉しい!というかホッとしました。
そして先日びっくりしたのは、自宅塾でやったこんな問題。
1本140円のシャーペンを16本買いました。2500円はらうと、おつりはいくらになりますか
その子正解していただけではなくて、1つの式にできていました。も~、抱きしめたいくらい嬉しかった♪
算数に目覚めたね!!って思わずその子のママにメールしてしまいました。
この4カ月、意識したのは文章を数式に変えるようなイメージするということ。その練習に効果のあった問題集と使い方を書いていこうと思います。
はじめはやっぱりサイパー
まず使用したのはサイパー1「たし算・ひき算」です。
ただ「サイパーたし算・ひき算」の難点は、問題に最初から線分図や図が書かれていること。
低学年で使用する場合はいいのですが、中学年だと図はない方が良いかと。図を隠すため大きめの付箋で図を隠して、問題を読み図や線分図を書く練習をしました。(付箋を使うやり方、コメント欄から教えていただきました♪)
まずはおはじきを使って、足すや引くのイメージをする練習です。その際文章は必ず音読し、その意味に合った部分でおはじきを動かす約束にしました。その後に線分図を書きます。
間違えた問題は数字や単語を変えて何度も何度も。
次にサイパー4「たし算・ひき算2」をやり終える頃には、足し算引き算の概念がだいぶ掴めてきたという手応えを感じました。
ただ・・・次のかけ算とわり算でも壁があり。わり算に関しては「均等に分けること」というイメージがなく、線分図を等分したり、おはじきを分けたりする練習からスタート。
(サイパーの「たし算・ひき算」や「どっかい算」の間のレベルで、四則演算が入っている文章問題集があればな~と思いました。)
結局かけ算・わり算ではぴったりの文章題問題集が見付けられず、私が手書きで問題を作ってやってもらいました。
文章題は必ず線分図を書く約束にしていましたが、その子「もう線分図・・・やだ・・・」って言うこともありましたが、無情な感じで却下。
そして春休み中にサイパー5「倍と単位あたり」、これが効きました。
その子に「倍と単位あたり」は難しいかな~と思いつつも、問題集の空欄に私があらかじめ線分図の枠線を書き、まず始めに線分図を書く。時間はかっても、1問1問きっちりと。
その子が書いた線分図を見れば、文章を理解しているかは一目瞭然。そうしてその子が苦手な文章パターンを掴み、練習練習。
このサイパー「倍と単位あたり」をやり始めてから「あ、文章の意味が理解できてるな」って思うことが多くなってきて、文章と式がリンクするようになってきたな~って感じることも。
現在P30あたりですが、線分図を描かずともスラスラ解けるようになり。また、サイパー「倍と単位あたり」のすごさは、文章読解力も身に付くところ。
特に主語と述語を捉える訓練に最適。騙されたと思って一度手に取って欲しい1冊です。(あ、でも算数得意な子には物足りないかも)
というのが現在のハナシ。
ここまでで使った問題集は実質3冊なので随分アッサリきたようですが、間違えた問題を繰り返し解いたり自作問題を解いてもらったりと、取り組んだ問題の数は膨大です。
その子とママの頑張りに拍手!
元々計算は普通に出来る子だったので、計算練習には「予習シリーズ計算4年」を使いはじめましたが、第1回(かけ算)の1行問題も解けるーーー!!!
4カ月前にはサイパー「たし算・ひき算1」の1ページ目から「分からない」って言っていた子とは思えません。
そしてサイパーの「これでもか」っていう構成はやはり効くなぁと実感。特に「倍と単位あたり」は6年生の速さに通じる部分でもあり、ここで線分図が書けて式も書ければ速さも多分問題なくできるかと思います。
もう1つ助けられた問題集
算数が苦手だったその子。
文章題はサイパーで克服中ですが、並行してやっていたのが学校算数です。学校のテスト点数が上がれば算数が好きになるはずって信じて。
その際に助けられたのが「教科書ワーク」
この教科書ワークの「まとめ問題」を完璧にできるまで、理解していないところがあれば戻ってまた問題を解いてを繰り返しました。毎回まとめページをまるごと5回以上はやっているかと思います、学校テストで同じような問題が出るんですよね。そこはさすが「教科書ワーク」さま。
その子先日のテストで90点!!すごく嬉しそうに報告してくれました。
先日その子にどの教科が一番好き?って聞くと迷わず「最近は算数が一番好き」って。
自宅塾では特別なテキストが手に入るわけではないし、私が特別な経歴の持ち主というわけでもありません。でもこうして成績が上がった~って嬉しい笑顔を見られるのは・・・やっぱり問題集のお陰。
私は今までも問題集に助けられてきて、そして自宅塾で更に問題集が好きになってしまいました。
なんだろう、この感情。
まさか恋?(笑)
ってバカなことを言いつつ終わりです!
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