以前ハイクラスドリル算数120回の小4を書きましたが、今回は低学年用のレビューになります。(主に2年生)
そもそも市販されている問題集で一番の不満は「分量が少なめ」なこと。1つの単元を何ページかやって終わりになっちゃうものが多くて、一通りやっただけでは力は付かないよなぁと感じます。
そのため繰り返しやったりまたは同系統の問題集を購入したり。はたまたコピーして使ったりとそれぞれ工夫している方が多いように思います。
やはり算数において「演習量」は重要ポイントですが、市販の問題集でそれを叶えてくれるもの…それも低学年向けとなると…中受準備の問題集くらい。なかなか悩ましいところです。
その中でこのハイクラスドリル120回は、低学年向け問題集の中では分量が多め。かつ中受を考えていない場合でも使用できるのでおススメです。
ハイクラスドリルは表紙は縦ですが、実際は横開き。切り取り線もあり、独立開きしてくれるので小学校低学年の子にもぴったりです。(個人的に普通のドリルで縦開きのものは使いにくいなと感じるので、この横開きは嬉しいところ)
サイズは習熟プリントシリーズよりは小さいですが、片面A4なのでまぁまぁの大きさ。
表紙に書かれているのは以下の4点
- 受験も視野にトップクラスの学力をつけるためのドリル
- 標準→上級→最上級のステップ式で無理なくレベルアップ
- 使いやすい切り取り式ドリル、成績シール付き
- 保護者の方が指導しやすい圧倒的に詳しく丁寧な解答編
私がハイクラスドリルで好きなポイント色々
まず私がハイクラスドリルでいいなぁと思うのは…何より中のデザインです。デザインと言いますか、文字が大きすぎず小さすぎずで、解答欄は四角で囲まれていたり。見た目がスッキリしており、美しい!!
残念ながら中身が見られるページは見つからなかったのですが、”ハイクラスドリル120 画像”で調べるといくつか出てくるので、購入を考えている方は検索してみてください。
それで何と言ってもドリルが120回分!!これは低学年向けドリルとしてはかなりの分量です。その上内容が文章題中心というのもすごいところ。(文章題中心なので他の「計算ドリル」と「ハイクラスドリル」の併用がおススメです。)
ついでに勢いで書いておくと1,188円とお手頃価格!!最後に、考えさせる系の良問が多い!!
難易度ですが、表紙にあるように標準レベル・上級レベル・最上級レベルに分かれています。ちなみに2年生のものは表ページが標準レベルで裏が上級レベル、単元毎に2回分最上級レベルがあります。
単元はほぼ教科書通りですが、中には小学校算数ではやらない項目も。とは言え最レベ等ほど中受準備にも傾いていないので、まさに教科書以上中受未満といったところ。
ちなみに2年生で教科書以上かなと思う単元は以下。
- 位置の表し方
- 和差算(91回と92回と98回)
- 周期性(93回~97回)
- 植木算(99回・100回)
- 数のパズル(方陣算等)
- 消去算(107回・108回)
- 図形のパズル系問題
だいたい90回くらいからは学校算数以上の内容という感じです。これらの特殊算をハイクラスドリルのみで習得しようとすると難しいかもしれませんが、小2ですし頭の体操という感じで取り組むか。または小3に近くなれば結構できる子は多くなるようにも思います。
また、標準レベルにも言えることですが、考えさせる系の問題が多いのもハイクラスドリル120の特徴です。
そのため標準レベルとは言え、教科書ワーク等よりは難易度高めです。また、上級レベルは標準レベルと似た問題を少し難しくしたような印象。最上級レベルは最レベの難しい問題ほどではないですが、やりがいはあります。
学校算数が普通にできている子は使ってみてほしい一冊です。
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