サイパー国語シリーズは合計37冊(2018年9月現在)。
サイパーはそもそも〇年生用という作りではありませんが、該当学年はあります。サイパーを購入すると中に用紙が挟まれており、そちらに最もお勧めする時期(★)、お勧めできる時期(●)が一覧になっています。
子供の実力に合わせてドリルを選べるのはいいのですが、いまいちどこから開始していいのか分かりにくい。そのため、当ブログでは、サイパーの★印を参考に目安となる該当学年も記入しつつレビューしていきたいと思います。
今回レビューする『文の組み立て特訓』の★印は5年生。ちなみに5年生向け一覧は以下の通りです。
<小5>
- ① 文の組み立て特訓★(修飾・被修飾の関係を繰り返し練習します)
- ③ 指示語の特訓 上(指示語がしめす内容を正確にとらえる練習をします)
- ⑨ 読書の特訓 甲(芥川龍之介の『鼻』。助詞・接続語の練習)
- ⑩ 読書の特訓 乙 (有島武郎の『一房の葡萄』。助詞・接続語の練習)
- ⑬ 読書の特訓 丙(宮沢賢治の『オツベルと象』。助詞・接続詞の練習)
- ⑪ 作文の特訓 甲 (間違った文・わかりにくい文を訂正して作文を学びます)
- ⑳ 論理の特訓 乙 (論理的思考の基礎を言葉を使って学習。応用編)
- ㉘ 要約の特訓 中(楽しく文章を書きます。読解の要約の特訓)
- ㉙ 文の組み立て特訓主語・述語専科 (主語・述語の関係の特訓。文の構造を理解する)
- ㉚ 文の組み立て特訓修飾・被修飾専科 (修飾・被修飾の関係の特訓。文の構造を理解する)
- ㉛ 文法の特訓 名詞編 (名詞とは何か。名詞の分類を学習します)
その他学年の一覧もまとめてあります。
サイパー国語①『文の組み立て特訓』
さて本題の『文の組み立て特訓」です。副題も含めると、『文の組み立て特訓~文章読解の基礎・主語述語、修飾・被修飾の関係』が正式名称で、こちらが栄えあるシリーズ一冊目!
「文の組み立て特訓」と言われても実際の内容は分かりにくいですが、よくある文章の中の主語・述語関係の練習になります。中学受験勉強でも学年を超えて何度も繰り返しやる下記のような問題です。
例:以下の文章から主語・述語・修飾語を書きましょう。なければ×と書きます。 例題:するどい 矢が つきささる |
それで嬉しい悲鳴というのは、この1冊が全て主語・述語、修飾・被修飾の関係の練習だっていうこと!!1冊丸ごと!!
サイパー算数のねちっこい繰り返しは国語でも同様で、この『文の組み立て特訓』をみてついつい嬉しい悲鳴をあげてしまいました。
サイパー国語もスモールステップ!
サイパーのスモールステップも健在!
この「文の組み立て特訓」では、最初は『さるは 動物です』『光ったよ かみなりが』から始まります。
次に修飾語が1つ入った『雨が はげしく ふっています』という問題が7ページ。続いて修飾語が2つの文章が4ページと、どんどん長い文章になっていく構成です。
最終的には全部で50ページ!!全て主語・述語/修飾・被修飾の関係の練習! これぞサイパーといった感じですよね。
また、通常中学受験では主語・述語を書く問題形式が多いのですが、サイパーでは文章を全て図で組み立てます。
↓この表紙のような感じです↓
これ、中学受験の主語述語よりもずっと踏み込んだ文章の組み立てを練習できます。一見すると、面倒くさい?大変?な印象もあるのですが、実際やってみると、我が家の次男は「パズルみたい」と結構楽しんでいました。
アマゾンサイトで数ページ中身立ち読みできます。
>>>文の組み立て特訓―文章読解の基礎 (サイパー国語読解の特訓シリーズ)
『文の組み立て特訓』の難易度は?何年生でできる?
そして気になる難易度ですが、我が家の次男は国語が苦手ながらも類似問題をやったことがあったため、そこまで難しいという感じはしませんでした。恐らく中学受験勉強をした経験がある場合ならば難易度は普通。
中学受験勉強の経験がない場合は小5が適正。
ですが、中学受験勉強を考えている場合や国語が得意ならば小3でも取り組み可能であると感じました。小5適正となっていますが、中学受験準備のドリルとしてはじゅうぶんすぎるくらい。
国語が得意な子ならば、小3の2月前に一通りやっておくと入塾後かなり楽だろうなという印象です。
もちろん普段の国語ドリルとしてもパーフェクト!!
実はサイパー国語、低学年向けは「しつこさ」がそこまでなくて、ん?って思ったのですが…、やはりサイパーはサイパーで国語も最高に好き!と嬉しい出会いでした。
そして気になるのが、サイパー国語㉙の『 文の組み立て特訓主語・述語専科 』です。①とどういった違いがあるのか? 近くレビューできればと思います!
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