【低学年】「もぐら語彙ドリル」は楽しく語彙を増やすドリル




語彙力と読解力はほぼイコールの関係ですが、語彙を増やすのってなかなか難しい。

子供との会話で新しい語彙をなんて思っても、私たち大人も普段使わない言葉を敢えて使うのは簡単ではありません。

会話の中だったり読み聞かせから語彙を増やすのが理想ですが限界もあり。結局は色んな角度から常に語彙を増やす働きかけが必要なのかもしれません。

 

我が家の長男も典型的な語彙力がないタイプでしたが、日々の勉強を通してだいぶ語彙が増えてきました。

どこから増やしたのだろう?と考えてみたら、長男の場合は恐らく『漢字練習』です。中学受験勉強の漢字熟語練習がそうですが、手を動かして練習した語彙って身に付くんだなと感じます。

だから、サイパー国語に語彙ドリルがあって、以前ならふーんってスルーしてたと思うんですけど、今は興味深々だったりします。

>>>サイパー国語は英語勉強に似ている。国語が苦手ならサイパーで国語を学べばいいんじゃない?

 

それで語彙ドリルってもっと身近にたくさんあってもいいんじゃない!?って。漢字ドリルは星の数ほどあるけど、語彙ドリルってほとんどないなぁ~って思っていたところで、貴重な語彙ドリルをご恵贈いただきました。こちら。

語彙に特化したドリルです!

もぐら語彙ドリル(1・はじめよう編) ーことばの意味をほりさげて理解を深めるもぐら語彙ドリル(2・できるかな編) ーことばの意味をほりさげて理解を深める

 

 

貴重な語彙ドリル「もぐら語彙ドリル」の中身は?

「もぐら語彙ドリル」は2冊。1の「はじめよう編」と2の「できるかな編」です。

なぜモグラの表紙かというと、モグラのように(語彙を)「掘って掘って」いこうというメッセージが込められているから。中にも可愛いモグラちゃんがたくさん! 3色刷りで余白多め、イラストも多く描かれているので勉強よりは遊び感覚で取り組めそうです。

 

ちなみにシリーズ1(緑)は、小1・小2前半くらいに最適な印象です。

もぐら語彙ドリル(1・はじめよう編) ーことばの意味をほりさげて理解を深める

 

シリーズ1は類義語を探したり、対義語を書いたり、反対語を書いたりと問題バリエーションが多い。 1ページの問題量は5問~10問くらいで多くはありませんが、絶対押さえておいて欲しい語彙が掲載されています。

表紙は縦ですが、実際は横開き。開きやすく書き込みやすいのもポイントです。(全ての漢字に仮名が振られています)

問題は73ページなので、1日1ページやってちょうど2カ月程度でしょうか。1ページの分量はそう多くないので、1日2ページ以上も可能だと思いますが、知らなかった語彙に関しては必ず復習するのがお勧めです。

 

 

「もぐら語彙ドリル2」の中身がおもしろい!

もぐら語彙ドリル(2・できるかな編) ーことばの意味をほりさげて理解を深める

続いてもぐら語彙ドリル2(赤)です。1より難易度は高めで、国語が得意な子ならば小2くらいから。通常の国語勉強をしてきた場合は小3くらいからの印象です。

それでね、この「もぐら語彙ドリル2」の問題が一般常識的な語彙も取り上げられていてすごく面白いんです。

 

我が家、少し試したのですが、類義語のページでは「お母さん」の類義語で「おふくろ」を選ぶんですが、子供は「初めて知った!」など興味深々!

例えば「対義語」のページでは、”オープニング” ”ゲームオーバー”の対義語を選んだり。説明文から語彙を選ぶ問題では、選択肢が「人工衛星」と「うちゅうステーション」だったり。これは実際にそれぞれがどんなものか知らないと選べないよねぇって。あとは空欄に言葉を入れる問題では、「生たまご・半じゅくたまご・□」でゆでたまごを入れたりなんかです。

これはほんの一例で、一般常識的な語彙がたくさん取り上げられているので、覚えたらすぐ使えるのが「もぐら語彙ドリル2」の特徴だと思います。これ、すごく好きーー♪

 

ただし、小5くらいでやる場合は、語群は隠して自分で語句を考えさせるのがよさそうです。語群はページの端にあるので、そこで折り曲げれば簡単に隠せるかな~と思います。

画像のように、語群は左端なので紙などで隠しやすいです

 

まとめ

「もぐら語彙ドリル」、勉強というよりもワークブックで遊ぶ感覚で取り組めます。がつがつ語彙を増やすぞーっていう場合には向きませんが、遊び感覚で語彙を増やしたい場合には最適です。

ぜひ同じシリーズで、(カラーじゃなくてもっと薄い紙でいいので)がつがつバージョンも出して欲しい♪ そしてもっともっと語彙ドリルが増えてくれればいいなぁ~。1冊980円と少し高め設定なのが残念ですが、日々のドリルとして活用したい1冊です!