典型的な「ザ男子」の長男、ADHDの傾向があると診断された話




ブログを読んでくださった方はお気づきだと思いますが、わたし長男って絶対ADHDだよな~とずっと思ってました。

 

小学生時代は意図せず先生に嫌われる系男子だったため私立中高一貫校へ。私立中高一貫校って長男のような男子が一定数いて先生も扱いに慣れていらっしゃる。それでなんんとなくのらりくらりとやってきたのと、長男は友達関係が良好で部活動では副キャプテンだったり、見た目は今時のオシャレな若者なので一見「普通」というか。

個人的には本人が困らないのならばADHDも診断は必要ないと思っていたのですが、大学受験勉強をしてみて本人がいよいよ「ADHD」を自覚したみたいで、先月長男が「受診したい」と言い出しました。

受診したから何になるというわけでもありませんが、きっかけとして「ADHDだからどういう工夫をしなければいけないのか」という風に診断をプラスにしてくれるならいいなと思って受診してきました。

 

信頼できる先生にみていただけて、先生から長男に時間をかけて色々聞いてくださり私も「長男ってこういうことに困ってたんだ~っ」と知らないことも多かったです。

長男、過去にも困りごとはあったようですが、先生は今困っていることを中心に聞いてくださって相談に乗ってくださいました。

具体的に長男の困りごとは「どんなに注意しても記入ミスをしてしまう。例えば問題用紙には5と書いているのに答えは6と書いてしまう」「すごく単純な計算ミス」「数字の奇数にこだわりがある。奇数番号の改札を選んで通る」「気分を立て直すのが難しい時がある」「集中が続かない」「ゲームなら1日中できるしとことんやり込んでしまう」「忘れ物」「物を失くしてしまう」等々・・・

ただこれらの困りごとが長男の場合はごく軽度で、普段の生活で「たまに」こういうことがあるという程度。だからなんとなく高校3年生になっていた感じです。多分受験がなければ受診することもなく過ごしていたと思います。

 

結論としてはADHD、注意欠陥性障害の傾向があるとのこと。私も長男も「まぁそうだよね」と、どこかホッとしたというか、長男自身がどんなに気を付けていてもどうしてもできないことがある・・・。

 

私自身は長男のこういった傾向は早い段階で諦めていたので、忘れ物や失くしものに対して怒ったことはありません。というよりは、いちいち怒っていると自分自身のストレスになるので、怒らずに済む方法をとってきたというか。

例えばお弁当箱を出すのを忘れることがあるので、同じお弁当箱を何個も買っておいて、長男には「お弁当箱出して」を言わない。靴下も左右合わなくなるので、全部同じ無地靴下にする。エアコン消したりを忘れがちなので、24時間付けっぱなし生活にする。鍵が閉められないのは諦める(え?笑。 体操着なくしたりしまいには制服なくしたときもありましたが諦めて買う。

などなど

面白かったのは、家の前にバッシュが片方だけ落ちていたり、長男の財布が落ちていたり。いや全然面白くもなんともないか。

 

いやでもですね、部活に関しては忘れ物もせずにきちんとやっていたんですよね。強制されれば(厳しい環境なら)きちんとできる疑惑。だからもしかしたら全ては長男の甘えなのかもで、そのあたりはなんとも言えません。

 

ただ、今回受診して長男が自分の性格(性質?)を理解して、工夫してくれるようになったのはよかったと思います。

例えば今までは「ADHDだから仕方ないよ」と言い訳にしていたのが、先日は「ADHD最強の勉強法を見つけた」とウキウキしていました(なんのこっちゃ)。あとは、スマホを持っているとどうしても注意が向いてしまうので、完全にスマホ断ちするなど。そういえばあんなに好きだったゲームもソフトを売って完全にできない状態にしてました。

見た目は大人っぽくなりましたが、男子の18歳ってまだまだ子供だなって思うことがしばしば。長男に「どうしたら成長できると思う?」と聞かれたので、「就職を伸ばす意味でも大学に行くんだから、あと最低4年間で色々経験して多少は大人になれる かもしれない」と答えておきました。

 

あ、あとはうちの親戚に精神疾患が多いので、遺伝的に長男も将来的には精神疾患になる可能性があります(誰でも可能性はありますが、長男の場合その可能性が多少高いのかなと)。そういう意味でも精神科の敷居を低くして、今後何かあればすぐ受診できる場所を作れたのは長男にとってプラスかなと思っています。

 

 



2 件のコメント

  • ご無沙汰しております!!!!
    すたろぐ、ご長男さんの自宅学習⇒中学受験に始まりいよいよ医学部受験の大河ドラマですね。引き続き陰ながら応援しております。
    さて、ADHD・・・実はうちの愚息もその傾向があるのでは?と本人が自覚しておりまして、今度診てもらおうかという話をちょうどしている最中です。
    いったん高校のカウンセラーに相談した上でと考えているのですが、母親である私は本人が回避すべきこと・回避してはならないことなどのポイントがなんとなくわかる気がするのですが、夫がなかなか理解できず、双方のディスコミュニケーションにつながった結果父子関係がやや気まずくなったりとやや面倒な事態にもなっています笑。
    とはいえ、ご長男さんもそうですが、ある種のギフテッドを尊重しながら引き延ばしてやれるのも保護者の役目かなと思いますので、私も検査やカウンセリングを通して学んでいきたいと思っています。
    あと、やはりある一定以上のレベルの学校になると多いみたいですね~。

    • MMさま お久しぶりですコメントありがとうございます♪
      自宅学習からスタートしたこのブログ、ついに最終章にきちゃいました~。偏差値ひどすぎて、今までの勉強ってなんだったのとか思ったり笑
      でも子供の受験もこれが最後?と思うとうれしいような寂しいような。
      ADHD、きっと誰しも探せば当てはまるところはあるのかな~などと思いつつ、本人がいかに向き合っていくか?難しい問題ですね。
      高校のカウンセラーさんに相談するのいいですね、まったく思いつきませんでした(;’∀’)
      個人的にはいろんな方とのかかわりもプラスになると思うので、我が家もカウンセラーさんに相談するのありだったなと今更ながら。
      おっしゃる通り、尊重して引きのばすのも親の役割。自分も学んでいかなければですね。

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