子供が生まれた時にいくつか実験したいなと思って実行したことがあって、そのひとつが「文系の親から生まれた子供が環境で理系になるか」というものでした。
というのも私は典型的な私立文系脳で、旦那も私立文系。旦那と私の兄弟も全員文系学部です。私の両親も文系学部ですが、かろうじて母が「一番得意な科目は物理だった」と言っていたくらいでしょうか。
私は高2まで、一切勉強しないどころか宿題はやらない授業も聞かないという超問題児で大学受験勉強を始めたのが高2の夏から。一瞬国立にいきたいと思い理系科目を勉強したものの、あまりのチンプンカンプンさにすぐ諦めました。なんでしょう、ちょっと勉強したらできるようになるというレベルではなくて「今から勉強しても永遠にできるようにはならないだろう」という絶望。
その時思ったのが幼いころから慣れ親しんでいないと数学は挽回できない。上位国公立にいきたければ中学受験勉強をしていないとまず無理ということ。
私は予定通り私立文系に進学しましたが、大学受験時に結果根深い理系コンプレックス女となってしまったので、子供が生まれた時に
子供を理系にできるか???壮大(?)な実験をしようと思いつき、子供を理系にする計画を着々と実行してきたのです。
そもそも理系・文系は遺伝なのか
そもそも理系・文系は遺伝なのか問題ですがこんなレポート結果を見かけました。
親の小学生の頃の成績と、その子どもの成績との関連を調べた調査がありますが、関連が強く現れた教科は、体育、図工、音楽でした。反対に、最も関連が少なかったのが、算数だったそうです。
要は理系・文系は遺伝的要素は少なくて環境で理系にできる可能性があるということです。うーんでもこれって本当なのかな?と自分自身で試してみたいと思ったのがことの始まりです。
我が子は今文系か?理系か?
まず結果を言ってしまうと、子供は2人とも理系だと思います。高校の最後に文転するする子も多いので、最近までどうかなと思っていましたが文系か理系かといえば2人とも確実に理系のようです。
長男(高3)は、数Ⅲまで理解問題なし。現在共テ6-8で勉強中ですが、模試成績はだいたい数Ⅱが一番良いです(レベルの低い「良い」ですが…)。本人も一番得意なのは数学で、物理化学も好きではあるようです。
次男(高2)も成績表を見る限り理系科目しかできてないです(おい)。定期テストで数学・物理化学は満点とか取ってたりするのと、物理化学のレポートは最高評価を取っているようなのでこちらも理系としていいかと思います。
結果・・・私の10数年に及ぶ「理系にできるか」実験は「環境で理系にできた」と言って差し支えないのかなと。
理系にするためにやったこと
理系になったのは偶然かもしれませんが、育児で私がやったことを書いておきます。
■算数を「暗記」にさせないために小2くらいまでは思考系の勉強しかやらせなかった。(幼稚園で九九ができて、すごい頭いい!みたいなのを防ぐため)
■一桁の足し算引き算を徹底的にやらせた(数の概念を叩き込むため)
■思考系のドリルをゲーム感覚で一緒に解いて遊んだ。数字は友達怖くないよ!考えるのが算数だよ!とかアホなこと言ってたな~(私は数字が怖いタイプだけど)
■中学受験算数って楽しいね~(本当は全く楽しくない)と言いつつ一緒に勉強し洗脳
ぶっちゃけ一緒に勉強するのは苦痛でもありましたが、壮大な実験のためには仕方ないと諦めて頑張ってきましたよ(このあたりの経緯はこのブログに書いてあるのでご参照ください)。結果、うまいこと子供が理系になって「わぁ本当に環境で理系にできるんだ」と感動しています。
が!!!!!!!! おいおいおいおいちょっと待てという状況でもあり。それは「肝心の英語が全くできない」ことです。
私一つのことに夢中になる傾向にあって、子供が小さい時は「理系になるのか?」という実験に夢中だったんですよね~
それで英語を完全にスルーしてきたせいか、子供たちはずーっと英語で苦しんでいます。最近って英語できないとスタートラインにも立てないところあるじゃないですか。なんか自分がノー勉強でも大学受験で英語できたんで子供もそうなるかなとか楽観的だったんですが
自然にはできるようにならないものですねぇ(遠い目)
あとは・・・理系ってお金かかるなオイってぶっちゃけ思いますはい。予備校代もそうだし、私立大学は理系と文系じゃ全然学費違うーーー!!!
理系科目を学びたくて理系にいくならいいけど、消去法で理系を選ばれると「え?え?え?それ違うよね?特別やりたいことがないなら文系にしていただいて・・・」となりますよね。
我が家は常に教育費で胃が痛くなっているわけですが、あれもこれももしかして自業自得・・・???ぎゃーーーー恐ろしすぎる。これはもう諦めて働けってやつですねえーん。
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