2016年に発売されたサピックスブックスの「きらめき思考力パズル」。
私は「きらめき算数脳」信者なので、発売されてすぐ購入。したんですが、「きらめき思考力パズル・図形センス入門編」は対象年齢が小学1年生~小学3年生向けと小学2年生~小学4年生向けの2冊。


長男が小学5年生なので、完全に対象年齢を過ぎてしまっていてこれじゃぁレビューできないわと本棚で眠っていました。(私自身は何度も眺めて解いてみたりはしてましたが♪)
そんな状況でしたが、実はこの夏休み。あっぷー塾夏期講習に小学校2年生の子が2人来てくれています。
そこで「きらめき思考力パズル」を使う機会があったので、ようやくレビューが出来る運びとなったわけです。

さてさて早速いきますが、現在出ている「きらめき思考力パズル・図形センス入門編」は2冊でそれぞれ対象年齢が異なります。
※別に図形センス発展編もありますが、今回は入門編のみのレビューです※
- きらめき思考力パズル図形センス入門編1年~3年
- きらめき思考力パズル図形センス入門編2年~4年
きらめき思考力パズル図形センス入門編1年~3年の内容
まずは内容からですが、1年~3年の問題は以下の通りで6種類。難易度は「れんしゅう」と「ちょうせん」の2種類です。
- 「箱を切りひらく」
- 「切りかぶをとびこえて」
- 「かさねたじゅんばん」
- 「つみ木の数」
- 「正方形をしきつめる」
- 「いくつあるかな」
1ページに1問か2問という構成なので、小学校低学年の子も取り組みやすい! 特に「箱を切りひらく」などは、分からなければ実際に切る(コピーしたものを ですが)こともできる大きさ。
うちでは、分からなければコピーして枠組みをカット。実際に箱を組み立てて考えたりもしています。
難易度は「きらめき算数脳」をイメージしてやると拍子抜けしてしまうかもしれません。「きらめき思考力パズル図形編」は、「きらめき算数脳」ではなくパズル系問題集の系統。「きらめき算数脳」のミニ版ではないのでご注意を!
ただ「きらめき思考力」は単純な図形問題というよりは、思考力を必要とする問題揃いであるのがさすがtwo-wayさん(問題を作っている個別指導塾)だな~と感じます。
メリットや使い方としては・・・
- 1問解くのにあまり時間がかからないため、すきま時間に取り組める
- 「きらめき算数脳」は難しかったという場合は、まず「きらめき思考力パズル図形編」を
きらめき思考力パズル図形入門編2年~4年
次は同じシリーズの2年~4年生編です。
- 「さいころのかくれた目」
- 「カードをころがす」
- 「ペントミノカード」
- 「表面の正方形を数える」
- 「この目は何?」
- 「カードをおりたたむ」
問題は6種類で、1~3年生向けと同じく難易度は「れんしゅう」と「ちょうせん」の2ステージ。こちらも1~3年生向けと似た構成ですが、難易度が上がっています。
また、難易度が上がっているだけではなく、より仮説思考が必要な問題にシフトしています。パズル系問題をやったことがある子ならば2~4年生向けの方がおススメ。
ほんとうに遊びながら~♪という場合は1~3年生向けでいいのかなと思います。
個人的な天才脳ドリルとの比較
さてさてここから天才脳ドリル「空間把握」と比較していきたいと思います。というか個人的な印象なので参考程度にお読みくださればと思います。
- 問題数では天才脳ドリル「空間把握」に軍配だけれど・・・
問題数では天才脳ドリルの圧勝。天才脳ドリルは1ページに複数問題があるのに比べて、「きらめき思考力」は基本的に1ページに1問か2問。
ただ、単純に問題数での比較できなくて、天才脳ドリルはパッパッと考えていく頭の回転速度も重視。「きらめき思考力」はじっくり考えること重視かなという印象です。
- 難易度はも比較が難しい・・・
単純に難易度では比べられなくて、天才脳ドリル「空間把握」と「きらめき思考力」は同じパズル問題という括りではありますが、内容は異なるように感じます。
天才脳ドリル「空間把握」が情報処理能力向上の練習にもなるのに対して、「きらめき思考力」は題名の通り「思考力」(じっくり考えるとか推論する力)を重視しているように思います。
そのため、「きらめき思考力図形パズル」は、天才脳ドリル空間把握+仮説思考を合わせたタイプの問題集といった方が近いかもしれません。
図形問題にこういった思考力を絡めてくるのが、さすがtwo-way(きらめき系の問題を作成している個別指導教室です)さまさまです。
以上「きらめき思考力図形パズル入門編」のレビューでした。近々「図形パズル特訓編」のことも書ければと思います!
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