中学数学が小学校算数と違うことと言えば、まずは正負の数の計算です。
小学校の計算もまずはコツコツ計算練習をしてスピードを上げて、かつ数字とお友達になったものですが…。中学数学の計算ドリルを探していると「あれ、小学校時代のような、毎日計算練習をできるようなドリルがない」と感じる方が多いと思います。
問題数が少ない(特に計算練習)ものが多くて、繰り返し練習して理解するタイプの子にぴったりの問題集が本当に少ない!
そんな中、この「くもんの中学基礎がため100%」の問題数はピカイチ。いわゆる「ドリル」の作りではないので、多少書き込みにくさはありますが、基礎をがっちり押さえるのに現状これ以上の問題集はないと思います。
計算編も関数・図形編もどちらも60回分以上の演習問題があり(どちらも120ページ以上のボリュームです)、特に計算はスモールステップなので、数学が苦手な子にも最適です。
例えば最初は5-3といった計算から、3-5になりますが、ここまででざっと4ページくらいは練習することになるボリュームです。
そして次は(-1)+4といった具合。そしてそれぞれに対する問題数が多いのが特徴で、表紙に書いてある通り「やさしいところから」「書いて覚えて」「くりかえし習得」できる問題集です。
くもん「中学基礎がため100%」は先取りに使える?
また、この「中学基礎がため100%」が先取りに使えるかですが、小学校算数が問題ない子ならば可能です。
というのも、普通の参考書だと説明がズラーって書かれていてそれを読んでるだけでつまらなくなっちゃったりってあります。ですが、こちらはポイントがとにかく完結!
そして説明(参考書的な部分)がすごく少ないんです。
公文の公式HPで数ページ立ち読みできますが、赤線で囲われた短いポイントがあり、あとはすぐ問題になります。そのため解説を理解する手順がほとんど不要。そのため先取りにも最適です。
「中学基礎がため100%」のデータ
- 価格:1,080円
- 難易度:★☆☆
- 先取りに使える度:★★★
- お勧め度:★★★
- こんなタイプにお勧め:繰り返し練習して理解するタイプの子
- 中身立ち読み:可能(公式サイト)
脱線・中学数学の-(-)が+になる件
ところで中学数学の3-(-3)は3+3になる件。私が中学の時はそう覚えろと言われて特に疑問にも感じませんでしたが、今回この問題集を使うにあたってどういう説明が分かりやすいか様々考えてみました。
ネットは便利ですね、説明に関しても様々載っていてどれも「なるほど」と思うものばかり。
そんなネット上の情報も参考にして昨日小6生相手に説明! 一番頷いていたのが「例えばDSのロールプレイングゲームでチームを作って旅をしているとするよ。そのチームの中には戦闘力が弱くて戦闘力マイナスの人がいるのね。だからその戦闘力マイナスキャラをチームから外す(マイナス)ことにしたら、あれ? チームの戦闘力は上がった(+)よね」というゲーム例えです。
うちの次男は「ゲーム」という言葉に反応して、うひょうひょ大喜び。戦闘力マイナス!ぎゃはは!って…その喜びポイントが全く理解できませんけどね。という話でした!おわりです!
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