「四谷大塚 考える社会科地図」レビュー。中受向けの工夫がたくさん!




地図を眺めるのが好きって人は多いと思いますが、私もその1人。地図ってどれだけ眺めていても飽きませんよね~。

日本編世界地図でも日本地図でも何でも楽しいな・・・。(ちなみに私は2万5千分の1の地図で地形読図できます!)

と元々地図好きなので、長男が塾で購入させられた社会科地図もたまに眺めてるんですが、やはり大手塾の社会科地図だけあって、中学受験にとっても役立ちそうな作りで感心することしきり。

あ~、低学年のうちにこの地図を購入して、どこへ行くのにも持たせて行ったらよかったな~。そして親もこの地図を参考に、各地の特産品や地形の特色なんかを軽く教えておいていたら・・・今頃少しは楽だったかも。なんていうちょっとした後悔もしています。

 




四谷大塚「考える社会科地図」

四谷大塚 考える社会科地図

当然のオールカラーで写真や図がふんだんに用いられています。2,000円以上するだけあって、紙も厚くて高級(?)で長く使えそうなつくり。ちなみに構成は以下の通り。

  1. 日本編
    ★人工衛星がとらえた各地方の写真
    ★地図(やさしい地図・くわしい地図の2種類)
    ★図解(気候や地形、産業、交通など。写真や地図、グラフなど)
  2. 図解資料
  3. 世界の地図
  4. 統計資料
  5. 解答と解説(別冊)

 

まずこの「考える社会科地図」の大きな特徴としては、中学受験で必要となる図がたくさん掲載されていることでしょうか。

日本の降水量から始まり、夏の気温や、サクラの開花時期、植生など。それらが図で表されているので分かりやすい。そして私が気に入ったのが、各地方の「やさしい地図」です。

これは通常の地図よりも、地名など書かれている項目が少なくて、ズバリ受験で必要な事柄だけが書かれているややシンプルな地図です。あまりゴチャゴチャ書かれていないので、分かりやすい~。これならうちの子ども達もストレスなくお目当ての地名なんかを見付けることができます。これ、地味に嬉しい。

そしてこの「やさしい地図」には、小さくですが各地の特産品の絵も描かれているんです(くわしい地図にも特産品の絵はあり)。今パッと見た水俣市だったら夏みかんの絵が並んでいるんですが、これが好き~。大人が見ても改めて「へ~」ってなる特産品も多くて眺めているだけでも楽しい!

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「やさしい地図」はこんな感じ。特産品の絵を探すのがひそかに楽しい。

そうそう、この特産品なんですけど、私は上信越自動車道を通る時子どもによく「下仁田はネギだよ~」と教えていたのですが、この地図を見たらネギの絵がない!あるのはコンニャク!おーーっと。

どうやら下仁田ネギは私の嗜好というフィルターがかかった特産品で、中学受験的にはまずこんにゃくだったらしい・・・。そうだったのか。(いや、もちろんネギも特産品ですし、下仁田ネギは毎年現地で箱買いしているほど好きなんですけどね) 今度旅行に行く時には、私もこの地図を参考にしてみよっと。

 

 

また、各地方の「図解」は、写真と図がすごく豊富。地理では図や写真、地図とリンクして覚えて欲しいので、長男にも地理の勉強をする時はこの「考える社会科地図」を必ず参照させています。

 

ちなみに題名の「考える社会科地図」が、なんで「考える」なんだろうと思いましたが、ところどころに「問題」ページがあるからかもしれません。この「問題」も、最近の社会の問題の流れに対応させているのか?「○○なのはなぜでしょうか。」という、記述式の問題になっています。

 

まとめ

社会が始まる小3くらいで学校で地図を購入するのかなと思いきや、うちの子どもたちの学校は地図のことにはまったく触れられず。小4でも今のところ購入していないので、それなら独自に買おうかなと思っていたところで、入塾時にこちらの「考える社会科地図」を購入したのでタイミング的にもぴったり。やはり社会科の勉強には地図、必須ですよねぇ。

掲載されていることや図解も難しすぎず簡単すぎず、中学受験にもバッチリ使えますし、もちろん普段使いにも。

小学生低学年でも、地図購入を考えているのだったらこの「考える社会科地図」を検討してもいいかもしれません。四谷大塚系列以外の大手進学塾が使用している地図も気になりますが、恐らく外部からは購入できなさそう・・・。その点四谷大塚の教材はネット購入できるので、通塾していなくても手に入るのがうれしいところです。

 

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2 件のコメント

  • またしてもリンクしたように(笑)昨日地図帳を購入しました。近場で一番学習参考書が豊富な書店に赴き(余談ですが、ここはプロの教育者向けの図書も豊富でついつい立ち読みしてしまいます。ショッピングモールの中なのに凄い)、数ある中から選んだのが「小学校総復習 社会科地図帳 受験対応」帝国書院 です。小学校の時、授業そっちのけで地図帳を眺めてトリップしていた私から見ても素晴らしい内容です。

    やはり、地図といえば帝国書院という刷り込みがあるのかしら?
    こちらも四谷大塚に負けず劣らずの内容で、なんとお値段1700円!(テレビショッピングかっ!)

    オリンピックを見ていて世界の国に興味を持ち始めたのがきっかけです。ボルト選手のジャマイカを索引から引いて見つけ、こんな小さい国の人でも大きなアメリカから選ばれた人に勝つんだねー、などと和やかに話していたのもつかの間、「日付変更線」とは何ぞや?という質問が来ました。グリニッジ標準時の話や地球の自転方向の話を織り交ぜつつ図を見せながらなんとか説明しました。だんだん口頭説明だけでは追いつかない質問が出てきますね(汗)これからはこの地図帳に助けてもらいましょう。

    • ゆずままさま コメントありがとうございます。
      リンクしてましたね(笑)光栄です♪
      帝国書院のものを買われたのですね~。私も見てみたいかも。そして1700円!は安い~!!ここで聞いたが最後、買っちゃうかもしれません(;^_^A
      確かに地図と言えば帝国書院。ゆずままさま、小学生の時地図帳見てトリップしていたとは!同じですね。
      今でも地図帳見てると時間を忘れますよね。

      我が家もぼちぼち私では答えられないことが出てくるようになりました。最近ではラムサール条約とかはなんとなくしか答えられなくて、一緒に調べようと検索検索。
      こうやって私の知識が増えていくのもまた楽しみの一つです。

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