計算練習は算数力の基礎体力のようなもの。毎日コツコツやるのが一番の近道ですが、特に小1・小2の時の計算練習があとあと大きな差になってきます。
特に一桁・二桁の繰り上がり繰り下がりのある足し算・引き算は、「数字のイメージ」と共に瞬時に答えられるように練習しておくべきだと思っています。
例えば我が家の長男は、学校で計算カードを使った計算練習をとことんしてくれたお陰で今も計算が速いですし、数量感覚がまぁまぁある方だと思います。この計算カードというのは表に20までの繰り上がりありの足し算が書かれていて、裏には答えが書かれているカードなんですが、それを学校で自作し計算練習に使っていました。
その計算カードを、答えを言いながらめくっていくというテストもあり。正確には覚えていないのですが、合格基準は確か60問で50秒以内とかそのくらいでした。
何せ1年生なので、カードをめくるのにオタオタしてしまうと基準時間をクリアできません。そのため、子どもが少しでも速くカードをめくれるようにと、カードの端にセロハンテープを付けるなど母たちも工夫していました。
たまにママ友と会うと「うちの子、計算テストのために、家で泣きながら練習してる」なんて話になったことを覚えています。その上そのテスト、担任の先生がストップウォッチをもって時間を計測するんですが・・・。担任の先生でタイムクリアしても半分合格で、なんと校長先生の前でも50秒を切れないと合格になりません。緊張しがちな子なんて校長先生の前というだけでタイムが落ちてしまって苦労した子もいたようです。
その時は大変だった計算テストですが、そのおかげで長男は計算だいぶ速くなりました。2年生から転校してきたクラスのお友達は「この学校の子は計算が速くてついていけない」なんて話をしていたそうです。
ですが、この計算テスト。評判が悪かったのか長男の学年以降は中止となってしまったようで残念だなぁと思っています。
話が逸れましたが、とにかく低学年のうちの計算練習は絶対大切!!これは譲れない部分ですが、ただ意外と計算練習に最適な計算ドリルが少ない!!
低学年向け「毎日やるのに最適な計算ドリル」
私の低学年向け「毎日やるのに最適な計算ドリル」の条件は以下の通りです。
- 低学年向けなので、独立開きは必須
- 裏表の両面ものは、混乱しそうなので避けたい
- 余計な装飾はいらないので、ひたすら計算練習ができるもの
- 最低1~2カ月分できる程度の分量は欲しい
- 700円以下くらいが理想
大きな書店だとお手軽なドリルって山ほど並んでいるのですが、この条件を満たしているドリルってほとんどありません。
数ある計算ドリルの中でも、最も理想に近いのが「教育技術MOOK」のもの。陰山先生の100マス計算のシリーズも教育技術MOOKシリーズです。
こちらは開きやすさだったり、片面印刷だったり。お手頃価格なのにボリュームも申し分なし。特にこの紙のぺらっぺらさが、低学年には扱いやすいのではという印象です。
今は新品では手に入らない漢字熟語シリーズも「教育技術MOOK」のものです。
内容はともかく、計算ドリルはすべてこの教育技術MOOK型式でいいのではと思うほど。とにかくどこまでもシンプルにを追求した低学年にぴったりのドリルなんです。
この教育技術MOOKシリーズの計算ドリルを使ってしまうと、どうしても他のドリルが使いにくいなと感じてしまい・・・それでますます「毎日できる計算ドリルないなぁ」と感じてしまうのかもしれません。
ちなみにこちらも教育技術MOOKシリーズ。
こちらは計算ドリルだけではなく漢字練習などもあり。また両面印刷ですが、中身はシンプルで比較的使いやすいかなという印象です。
もう1つ、すごくいいなと思った計算習熟プリントというドリルがあるのですがこちらは新品では手に入りません。
・・・大きな書店には山ほど計算ドリルが並んでいるのに理想の1冊が見つからないのは歯がゆいもの。
例えば教育技術MOOKの「百ます計算」、まずは手始めにこのシリーズをやっていくとしても。2年生になればひっ算練習もしたいし、ひっ算練習はできればあらかじめひっ算(式)が書かれているものではなく、自分で書く練習からがいいな~。それで最初は1の位を右側に合わせて書くとかそういうところが難しいから・・・マス目のあるものがいいな。等々色々希望はあるもののやっぱりぴったりの1冊ってなかなかありません。
例えば長さの計算も、それだけに特化したシンプルなドリルがあってコツコツやればかなりの力になりそうです。
イメージはサイパーシリーズ!それの計算ドリル版といったところ。サイパーシリーズは基本的に中学入試向けですが、今後学校算数以上を目的としたドリルを出してくれたらすごくいいかも!!
低学年向けの計算ドリル、おススメは
着地点のない記事になってしまいましたが、正直低学年向けで「この計算ドリルがおススメ」と自信をもって言えるもの・・・なかなかありません。
そんな中でも教育技術MOOKの100マス計算はやっぱりいいですし、100マス計算1はマス計算ではなく「普通の計算」なのでシリーズ3冊やっていくのが理想。(とは言え、2・3はかけ算など足し算引き算以外もあり。1年生だと全てのページはできないというのは不完全燃焼です)
この記事を書いていて・・・思わず「そうか、この計算練習に特化した良いドリルがないからこそ公文なんだ」という結論に達してしまいました。
そんなわけで、現在私は「低学年にぴったりな計算ドリルを探す旅」に出ているわけですが、現時点ではひとまず教育技術MOOKシリーズをおススメとして挙げておくこととします。そしてまた今後良いドリルと出会えたらご報告したいと思います。
最近のコメント