小学校算数準拠の問題集、たくさんありますが・・・今まで学校準拠の問題集で「傑作!」と思ったものってありませんでした。
良いなと思う学校準拠の問題集、低学年向けはまだあるんですが、小4~は更になし。
それって小4~中学受験組とそうでない層に分かれるのが原因でしょうか? 中学受験向けの非常によく考えられた問題集をみちゃうと、学校準拠問題種はどれもピンとこない!
わたし近所の子にちょこちょこ勉強を教えたりしていますが、その際に使う問題集がずっと悩みどころで、この単元はこの問題集。こっちの単元はあの問題集って感じで、色んな種類の問題集を使っていました。いつしかそれが普通になっちゃって、新しい問題集を開発してこなかったのも悪いのですが・・・
そんな時、いつもアドバイスくださるよねさまに「小河式 3・3モジュール」を教えてもらって使っているのですが、小河式を数か月使ってみて「すごーい、すごーい」と、使えば使うほど感動しているので紹介したいと思います。
小河式 3・3モジュールとは
小河式とは、小河勝さんという大阪府の教育委員会にいらした方が考案された勉強方法のようです。
特徴は・・・
- 短時間型反復学習法
- 3・3方式(同じ内容の学習を3日続ける)
- 転写法
- 音読
- 毎日マス計算+わり算C型
上記を取り入れた問題集が「小河式 3・3モジュール」で、4年生~6年生がでています。
★黄色:4年生★
★オレンジ:5年生★
★緑:6年生★
小河式3・3モジュールのここがすごい!
はい、ここからは小河式3・3モジュールについて熱く語っていきます(笑)
まず、小河式3・3モジュールでいいと思ったのは、「幾何」と「代数」で問題集を分けているところ!!
例えば小河式3・3モジュールの小6は、1⃣<比・速さ・比例と反比例> 2⃣<文字と式・分数のかけ算とわり算>が代数、3⃣<図形・円、体積、合同、対称>が幾何で、問題集自体を分けてるんです。
私立中高一貫で教科書としてよく使われている「体系数学」というテキストがあります。こちらはは、中高6ヵ年の内容を学習指導要領にとらわれない体系的な配列で再編成したものですが、体系数学では中学から「幾何」「代数」に分かれているんですね。
中学生の時から代数と幾何に分かれて学習するので、通常よりスムーズに高校数学に移行できるのが特徴です。
公立小学校・中学校の算数って、幾何をやってたのに突然代数範囲になって、今度はまた幾何になってみたり、混乱することこの上なし。単元がブツブツ切れるので、前学年でやってたことと繋げられなくて勿体ない。だから体系数学の学習方法いいな!私もこのやり方で勉強したかったと思っていたところ。
そのため、小河式が小学校問題集なのに幾何と代数で問題集を分けているのに本当に驚きました。これぞ目からうろこ。
せっかくなので、小河式をやるなら学年にはとらわれずに、小4③→小5③→小6③(③は幾何)を連続して進めていこうかなとか取り組み方の選択肢も広がります。
小河式3・3モジュールで一番感動したところ
現在我が家では小61⃣の小河式3・3モジュールをヘビロテしているのですが・・・
毎日2ページずつ進めていけばいいので取り組みやすいとか、毎日マス計算があるから計算力も身に付くねとか、翌日は前日の復習からスタートだから定着するねとか良いポイントあるんですが、何より何より、小河式の中身が
良問揃いすぎる
すげーと感動したのが、割合の文章題なんですが、割合は「全体×求めたい割合の数」で計算して欲しいんですね。
↓こんなイメージ
この問題自体は学校でもやるし、普通なんですが、小河式3・3モジュールのすごいところはここでやりたい問題4パターンがちゃんと並んで問題になっている!!
つまりこういう問題(私が適当に作りました)
↑この3パターンの立式と求め方を押さえて欲しいのに、この3パターンを並べた問題集ってほんとない!!
そして、あともう1つ必ずやっておきたい定価の問題もちゃんとあります。
割合をやるときに必ずパターン分けして頭をすっきりさせておきたいこの問題。このパターンが並べられてるのがすごい!!
と、これは一例で小河式3・3モジュール、理路整然と必要な問題が並んでいます。よねさまが、中学数学に繋がる問題集としてお勧めしてくださったのも納得です。
とにかく、これはやっとけ という問題は全て揃ってるのが小河式3・3モジュール。
(中学受験算数問題に入る前にやっておくと基礎の基礎がおさえられていいかもです)
小河式3・3モジュールで気になるところ
小河式いい!という熱い思いは伝わったでしょうか笑
でも気になるのが、学校算数と進度が違うけど大丈夫?という部分ではないでしょうか。小河式6年は1日に見開き2ページずつやっていきますが、最初の1ページが新出単元になります。
この新出単元の説明がすごいシンプル。教科書ガイドみたいに、謎すぎる図とか使った説明じゃなくてただただシンプル。文字も大きいので、これなら自学自習できるといった内容です。
(見本を探したのですが、残念ながら中身みられるサイトがありませんでした)
今まで自信をもって教科書準拠問題集でお勧めできるものがなくて、ずっと気になっていました。ようやく学校準拠問題集で傑作と思えるものに出会えて、細々とブログを続けてきてよかったと思った最近です。
(が!!小河式、アマゾン・楽天で定価以上の値段になってます。まさか増刷されてない???)
よねさまが、小河式を行う時期について考察記事を書いてくださっています。こういう場合はとパターン分けしてくださっているので分かりやすいです♪
>>>よねさまブログ
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