サイパー思考力算数の「単位の換算」記事のコメント欄で教えていただいた「ドリルの王様 単位」。
自宅塾の子たちに5年生になる前に単位換算はしっかり押さえておきたかったので、思わずポチってしまいました。
サイパーの「単位の換算」もいいのですが、元々数量感覚がある程度ある子向けかなという気がしています。
というのも、単位の換算が苦手な子ってサイパーの単位の換算より前に押さえておいて欲しい「単位を少数で表す」のが苦手な場合も多いのかなと。(例えば4m50cmを4.5mと表したり、30㎝を0.3mとする問題で、m➡cmと㎝➡ⅿの違いをイメージするまでになっていない)
サイパーの「単位の換算」にも同様の問題はありますが、もう少し集中的に・・・というより線分図みたいなものを頭に思い浮かべつつ少数に変える作業ができるようになって欲しかったのでこの「ドリルの王様 単位」(3・4年)はもってこいでした!
「ドリルの王様 単位」は縦開きで両面に問題があります。(切り取り線あり)
個人的にはこの縦開きがどうにも苦手なので、使う際にはコピーして使うつもりです。
こちらのページから中身見本を閲覧可能ですが、出てくる単位換算は以下の通り。
- 長さの単位(km・m)が8ページ
- 重さの単位(g・kg)が8ページ
- 重さの単位(t)が2ページ
- 重さの単位(t・kg・g)が4ページ
- 長さを少数で表す 4ページ
- かさを少数で表す 4ページ
- 少数と長さ・かさが4ページ
(↑↓太字の少数で表すという部分を重点的に使用する予定です)
- 少数と長さ(㎝からmへの換算など、1以下の少数)が6ページ
- 少数とかさ(mlからℓへの換算など 1以下の少数)2ページ
- 少数と重さ(こちらも同様に1以下への少数)2ページ
- 少数と単位2ページ
- 面積の単位換算18ページ
このような構成ですが、長さの単位換算(少数)にしても、まずは1以上の単位換算(1200mを1.2kmにするなど)があって、次に逆バージョン(100mを0.1kmとするなど)となっているのがいいです。
単位の換算で少数を使う作業って、数量感覚を養う訓練にもなるので中学受験とは関係なくぜひしっかりやっておきたいところ。
そのためこの「ドリルの王様 単位」は、学校算数をしっかりやりたい場合や数量感覚を養いたい場合。また毎日取り組むドリルとしても使えます。
デメリットとしては、単元別にズラーっと似たタイプの問題が並んでいる構成のため、流れ作業みたいな問題の解き方になってしまう危険性があることです。
単元ばらばらのテスト形式の問題ページがたくさんあるとより良かったなと感じました。
そのため単位の換算が最初から得意な子はやる必要はないと思いますし、得意な子にはサイパーの単位換算の方をおススメします。
ちなみにドリルの王様の「単位」は2冊販売されていて、3・4年生向けと5・6年生向けがあります。価格安めなのもよし!
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