※以前に書いた記事を加筆修正したものになります※
このブログでいつも探し求めている「小学校算数以上 中受未満」の問題集。これがなかなかなくて、それは計算ドリルに関しても同様です。いや、問題集以上に「小学校算数以上 中受未満」の計算ドリルってないかもしれません。
あ、言うなら低学年向けは更に更にないかも…。
そんな貴重な小学校算数以上中受未満の計算ドリル。四谷大塚から(四谷大塚ウェブでなく一般書店で購入可能)出版されています。
これがまた!全てにおいて素晴らしいドリルなのでぜひこの記事もお読みいただければと思います。
リーダードリル「計算」はどんな問題集?
リーダードリルは現在「計算」と「漢字」があり、それぞれ1年生~6年生まで。 通常、難易度高めの問題集は小3までだったりするので、全学年出てるのが珍しいし貴重です。






(画像をクリックするとAmazonサイトに移動します)
100マス計算と並べてみるとかなり厚みがあります。厚みがあるので扱いにくいかなと思いましたが、実際の問題用紙は薄め。独立開きも可能で扱いやすいです。
中は裏表印刷になっており、1回分が裏表2ページ。1ページずつ切り離すこともできます。
問題数は、1ページにだいたい15問程度で裏表で30問(裏表やって1日分の計算で、60回分収録されています)。計算ドリルとしては分量多めです。

難易度ですが、リーダードリルという名前の通り、通常のドリルより若干難しめ。また、多少ですが、1学年先の内容も含まれているのが特徴です。
このリーダードリルの良さは、ボリュームや扱いやすさ、適度な難易度。それだけではなくて、細かい配慮も至るところになされています。例えば、ひっ算ではマス目が書かれていたり。解答欄も大きいので、運筆弱めの子でもストレスなく取り組めます。
四谷大塚は歴史ある塾だけあって、子どものことをよく分かっていらっしゃる。中受向けではないドリルも手抜きなしなのがさすがです!

それでは実際に使った小2~小4のレビューです。(今後使った学年は追記していく予定です)
リーダードリル計算2年生の内容
2年生は、学校では2桁+2桁だと思いますが、3桁筆算もあり。
また2桁+2桁を暗算などもあるなど、学校算数より難易度高めです。学校ではほとんどやらない、くり上がりや繰り下がりのある虫食い算も「一歩先をいく問題」として出題されています。
ただし、中身は飽くまでも計算問題なので、時間の計算や「かさ」「長さ」の問題は入っていません。
小学校算数よりは目標点が高く設定されているので、中学受験を考えている場合の入塾準備ドリルとしても使えます。2年生には分量が多めで、一冊終わらせるのは多少苦労するかもしれません。ただ、この1冊を終わらせられれば計算力アップすることは間違いありません。
リーダードリル計算3年生の内容
小3の計算で大事な単元は、割り算とかけ算のひっ算です。
このかけ算のひっ算なんですが・・・数字を縦に揃えて書かなければならなかったりするので、丁寧に練習したい部分。
それなのに!マス目付きって、すごくすごく少ないです。計算ドリル自体はたくさん売られているのに、マス目が書かれている計算ドリルはあまりないですし、それどころか、2桁×2桁のかけ算なのに空白が狭くて書ききれないドリルもあり。実際に誰も書いて解いていないのに販売したんじゃない?と疑ってしまいます。
そんなわけで、四谷大塚リーダードリル小3のこのマス目が!これこれこれ!!って感じです。

小3の「一歩先をいく問題」は難易度高め。
初見で解くのは難しい問題もあるかもしれません。もし中受をしないのならば、「一歩先をいく問題」はスキップしてもいいかもしれません。
リーダードリル計算4年生の内容
次にリーダードリル計算4年生。
構成は小2・小3と変わらず。小4もボリュームあります。
小4も計算に特化したドリルで、2回分のみ「大きな数の計算」はありますが、計算以外の問題(例えば概数など)はありません。
単元としては、
- わり算のひっ算
- 少数の計算(四則)
- 分数の計算
と、特徴的なのが「計算のきまり」が8回分! ここは中学受験専門塾の四谷大塚、お得意の単元~。内容も、最初は簡単ですが最終回では、予習シリーズ計算の4年生(上)の後半以降にでてくるような逆算が出題されています。
(予習シリーズ計算の方が難易度は高いです)
まとめ
現在使っているところまでのリーダードリル計算のレビューでした。(今後使用したものから追記予定)
計算ドリルはたくさんでていますが、リーダードリルを見ちゃうとリーダードリル一択という気分になってきます。それくらい「全てが完璧」なドリル。市販ドリルはたくさんありますが、似たり寄ったりの中、実力を見せつけてくれるシリーズです。
さすが四谷大塚。本当におすすめです。
ちなみにリーダードリル意外ですが、通常の計算ドリルを比較した記事もあるのでどうぞ。
>>>小2のひっ算練習に使いたいドリル。主要5冊を実際に購入して比較。パターン別選ぶポイントも!
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