立体図形は中学受験でも重要ですが、苦手な子が多い単元だそうです。かくいう私も立体図形問題が超絶苦手です。
頭の中でどうにか図形を組み立てようとするのですが・・・すぐにぐちゃぐでゃになってしまいます。
以前立体感覚に関する研究で、立体に関する能力は小学校のうちは伸びるが中学になると伸びが鈍化してくると聞いたことがあります。
興味深かったのが、研究結果に「少し教えることで立体を組み立てる能力を獲得できる」とあったことです。
立体感覚って生まれつきかなと思いがちですが、訓練をすればある程度向上する能力なようなのです。
そこで今日紹介するのは、遊び感覚で立体感覚を養うことができるドリルです。
天才ドリル 立体図形が得意になる点描写
点描写というとこんなのを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。小学校受験でよく出るみたいですね。
今日紹介するドリルは、点描写ですがこちらは「立方体」。アマゾンでもベストラーとなっている1冊です。
右の画像のような立体図形を1分間見て覚えて、その後見本は見ずに同じ立体図形を点描写します。※画像はアマゾンの「中見けんさく!」からお借りしました。
問題は初級・中級・上級・天才レベルにわかれています。
初級は1つの立方体(上の画像のもの)の描写から始まります。それが複数個の立方体になり、三角柱になり四角すいになります。
そして上級では「立方体から一辺が半分の立方体を切り取ったもの」等々(・・・ここまでくると私はお手上げ 笑)
最後は天才レベルで「図を上から見て90度回転させたものを書く」。これは大人でも苦戦しそうなレベルです。
こんなように、こちらは立体を実際に書くことで頭の中に立体がイメージできるようにしようというドリル。おもしろいですよね~。小学生中学年くらいまでならゲーム感覚で取り組める上に立体感覚が身に付きます。
例えば三角柱が小学校算数で出てくるのは確か5年生。それを遊び感覚で小学校低学年のうちから慣れられるのもいいです。
非常にユニークなドリルでいいのですが、1000円という値段の割には問題数が少なめ。
- 初級12問(1つの立方体から複数個の立方体まで)
- 中級10問(三角柱から六角柱まで)
- 上級10問(立方体から直方体を切り取ったもの など)
- 天才10問(立方体を上から見て90度回転など)
ですが1度この本を買えば、もし白紙の点描写の用紙さえあれば何度でもできちゃうんですよね。
ネット上で白紙の点描写用紙を探しましたがいいものが見付けられなかったので、自作してみました。
→作りました。
うちは2人兄弟なので用紙さえあれば兄弟2人で使えるので、使いようによっては値段の問題はクリアできそうです。
あとは本のサイズが小さく( 21.2 x 18 x 1.6 cm)、紙も厚めなので開きにくいのが難点ですが、これも点描写の白紙用紙さえあれば問題なし。
「このドリルを購入した人は、点描写プリントをダウンロードできます」っていう特典があれば完璧だなぁ~。
ちなみにこちらのドリルは大好きなサイパーシリーズの塾から出ているものです。個人的には、サイパーを先にやる(サイパーは見本を見ながら書くので。)、次にこちらがおススメです。
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