普段からサイパーサイパー言っているような気がしますが、こちらが4冊目のサイパーになります。
サイパーシリーズのすごさって、「教わらないでも、1ページ目からきちんと進めていくことで、気が付いたらその単元がきっちり理解できている」ことなのかなと思っています。
それは最初に購入した和差算で実感したことですが、和差算も最初は簡単な線分図スタート。それで日々淡々と進めていったら最後には和差算の基礎がきっちりマスターできていたんですよね。
いわゆる参考書の作りではないのにこれって、すごいですよね!
今でも長男は和差算が得意で、それはサイパーで和差算の基礎の基礎を「これでもか」ってくらいにやったからかなと思います。なのでこの角度の基礎も、できればもっと早く、応用問題に入る前にやらせたかったところ。
というのも、和差算もそうですが、この角度も応用に足を踏み入れてしまった場合はちょっと効果半減かもと感じるからです。そこまで進んでしまうと、このサイパーの基礎の基礎からというのもなかなか集中して取り組めないんですよね。
そんなわけで、この「角度の基礎」は長男用に購入したものの、使用する機会を逃した形になってしまいました。うちは次男が控えているので、次男に使用する予定ですが、待ちきれずに私が一通り問題をやってみましたので、簡単に内容をレビューしておきます。(ひ・ま・じ・ん・というご指摘はご遠慮くださいね~ あは)
教え込まなくても学習ができる「サイパー 角度の基礎」
サイパーの特徴は、解説ページに書いてあるように「教えこまなくても学習できるように構成されている」ことですが、角度の基礎もそんなサイパーらしい構成。
まずは角・辺・長さなどの名称を覚えることから始まって、分度器を用いて角度をはかる練習。角の足し算・引き算では三角定規を使って、三角形の内角の和が180度になることや、そこからの三角形の角度の求め方に進んでいきます。
中学受験算数の対頂角・同位角・錯角のことも、スモールステップで問題の難易度が上がっていくので、無理なくマスターできるようになっています。親が説明することなく、子どもが1人でマスターできるようになっているのが、さすがだなと思います。
最後にはこの表紙のような問題は難なくクリア! うーん、やっぱりサイパーですね(笑)
ただ、塾算数(4年生)で特にやる対頂角・同位角・錯角の問題(上の図のような)自体は数がそこまで多くないので、「基礎を理解する」問題集という位置付けがぴったりだと思います。
また和差算・線分図・どっかい算よりは、参考書的な説明箇所が多めになっているのも特徴。(角度の性質上当然かもしれませんが)
少数範囲のこと
気になるのは、表紙に「少数範囲:少数までの四則計算が正確にできること」と書かれていること。これは少数の問題があるというわけではなく、「時計の針の動く角度」で少数が出てきますよという意味合いかと思われます。(短針は1分に0.5度動く みたいな感じで少数が出てきます)
少数範囲まで理解している子向けだよ
もしくは
時計の角度で少数の理解も深めよう(少数を時計の角度からイメージするのってすごくいいかも)
という理解でいいかと思います。
まとめ
今から次男にこの「角度の基礎」をやらせるのが楽しみ!
サイパーがあれば、塾で習う基礎の部分は家庭で充分できちゃうんじゃない?という気もしていて、それを次男で実験する日が来るのが待ち遠しい~。(私が教えるより良かったりして…)
そして長男に関しては、塾でやるより前にサイパーでやらせておきたい単元がいくつか。具体的に予習シリーズ算数(上)に対応させて書くと以下の通りです。
- 予習シリーズ13回の周期算:サイパーシリーズ12の「周期算」
- 予習シリーズ16回の等差数列:サイパーシリーズ29・30の「等差数列 上・下」
- 予習シリーズ17回のつるかめ算:サイパーシリーズ11の「鶴亀算と差集め算」
まだ問題集も購入したわけではないので、飽くまで計画ですが、「周期算」はGWに。「等差数列」「鶴亀算」は夏休みにできたらいいなと思っています。
(そう言えばもう春休み。春休みは春期講習じゃなく家で勉強するぞーと意気込んでいましたが、何の問題集も購入してないし、わたしは仕事やらで忙しいし、子どもたちは遊び呆けています。思えば長期の休みって毎回こうで、結局何もしないで終了というパターン。来週から軌道修正できたらするぞー!)
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