ちょ、ちょっと今サイパー国語『作文の特訓』に猛烈に感動して動悸がして(笑)います。
まずサイパー国語『作文の特訓』の最初に書いてあること。
- 学校や塾の作文指導では、生徒にまずは書くことからさせ始める。だが、これでは作文が苦手な子供はいつまでたっても書けない状況のまま。
これ、本当にその通りだと思います。
作文が苦手な子の場合は、真っ新から書き始めるなんて無理なはなし。いや、むしろ作文が得意でも、それには『見本』があって、通常は読書から得てきた場合が多いはず。
だから読書から上手く文章を学べる子供はいいですが、それができない子は、いくら読書をしても作文が上手くなることはないんです。
思うに、何かを真似するのが得意なタイプは作文が上達しやすい。でも真似するのが苦手な子供は作文が苦手な場合が多い。前者は文系タイプ、後者は理系タイプ寄りなのかなぁ?
わたし、次男の書くヘンテコ文章を懸命に添削していた時期がありました。あまりにヘンテコ文章すぎて私もイライラ、つい「文章下手すぎ」って批判しちゃうんですが、次男は「習ってないもん!」って言うんです。
私は「文章なんて習うものじゃない!」「世の中に正しい文章が溢れてるのだから、真似すればいいのに」って心の中で思うのですが、今回このサイパー『作文の特訓』で、私が間違えていたと反省しています。
多分、うちの子供たちは世の中の正しい文章をいくら読んでも、それを自分のものにはできない…。でもそれは自分も同じで、そういえば小4くらいから天声人語の書き写しをしていたんだった。
文章も手を動かして書けるようになればいいんだと、サイパー国語『作文の特訓』を見て気付かされました。
サイパー国語『作文の特訓』の内容
サイパー国語『作文の特訓』は甲乙の2冊があり、甲は小5・乙は小6が最も適した時期と書かれています。
内容は、Amazonの作文の特訓 甲 (サイパー国語読解の特訓シリーズ)で数ページ立ち読みできますが、一番の特徴が子供が文章を推敲する問題形式だということです。
表紙の例題のような形式です。
ですが、ただ推敲の必要な文章が並んでいるだけではありません。
エムアクセスでは、子供が文章をうまく書けないこと、書けてもなかなか自分の言いたい内容を表現できないことの分析を行い、その原因となる要素を細かく分類しました。本書では、まずその分析をした要素ごとに作られた、間違った文やおかしな構造の文を修正するという所から始めます。
そうなんです、子供が苦手とする単元があるので、ここは句読点の位置を考える訓練。文の区切る練習。余分な言葉を削る練習といった感じです。また、多分他サイパーにはない、解説が口語調なんです!
『う~む。これは一つの文ですが、長々として、言いたい事が何なのか分かりにくい文ですね。』といった調子。子供が自学自習できるよう考えてのことで、この一冊さえあれば作文の練習ができるようになっています。
また親が子供に教える場合も、子供と一緒に解説を読んでやらせればいいので、ハードルが非常に低い。これなら誰でも家庭で作文の練習ができます。
丸つけは親がやった方がいい
ちなみに解答も最後ページにまとめてあります。ですが、詳しい解説ではなく、「あくまで例文」のような位置づけです。
実際に解答ページにも『解答は全て一例です。解答例以外にも適切な解答があるものがあります。ご裁量の上、丸付けして差し上げてください』と書かれています。子供が1人で取り組むのも不可能ではありませんが、丸付けはしてあげた方が効果的。
我が家の次男、スムーズにできるかな…?
というのも、『作文の訓練』なので当然なのですが、書く分量はある程度あり。書くのが大嫌いな次男には若干ハードルが高いかもと心配していました。
でもそれは杞憂で、実際やってみたら「これ、面白い!」と。暗号を読んでいるようで、それを読解するのが楽しいみたいでした。いい感触なので、毎日(我が家毎日は勉強できず、週に3日)のドリルとしてどんどん活用していきたいと思います。
そして・・・最近思うのは勉強ではある程度負荷をかけないと伸びないということ。
できることを永遠とやっていてもあまり意味がないので、作文も同様に考え、ちょっと修行のようなイメージでコツコツやらせようと思っています。
またサイパーでは小5が最もお勧めできる時期になっていますが、元々文章が得意な子ならばもっと早くでも問題なく取り組めます。漢字の読み方を教えなければいけないという欠点はありますが、手間をかける価値があり。お勧めです!!
↓2018年9月現在、Amazon品切れですが、楽天は在庫ありです↓
★サイパー国語の記事もどうぞ★
- 【家庭学習】サイパーで国語力アップはできるか?サイパー国語一覧も
- 【高学年】サイパー『作文の特訓』で正しい文章を書く練習ができる!
- 【低学年】サイパー国語、お勧め学年とお勧め度
- 【低学年】サイパー「新・文の並べかえ特訓」は修飾、被修飾関係の導入に最適
最近のコメント