次男は中学受験をする予定はありませんが、内容が中学受験算数なので【塾なし中学受験】という表題にしました。
8月終わりに中受はしないと決めた次男。とは言え、今までやってきた中学受験算数をやめてしまうのは勿体ない。
中学受験算数をやっていなくても数学の先取りは可能。ですが、中学受験算数の図形範囲はやっておくと力のつく単元だし、中学受験算数が数学にどう活きてくるのかにも興味があります。
次男も、現状学校のテストでいい点数が取れるのは(小学校の学力考査で満点の科目があったりしました)中受勉強をしていたお陰だと思っているようで、中受算数を続けるのは賛成とのこと。
そこでやることにしたのは、早稲田アカデミーのオリジナルテキストである『バックアップテキスト』。
こちら、市販されていないテキストなので紹介していいものか迷ったのですが、バックアップテキストは間違いなく傑作問題集。思えば長男の算数偏差値が60を超えたのもバックアップをやり込んだ(一般的に言う”やり込んだ”ではなく、長男にしては”やり込んだ”程度です笑)後からでした。
長男の偏差値を四捨五入で並べてみるとこんな感じです。
3年組み分けテスト | 53 |
4年組み分けテスト① | 55 |
② | 55 |
③ | 55 |
④ | 49 |
⑤ | 60 |
⑥ | 53 |
⑦ | 52 |
⑧ | 53 |
⑨ | 64 |
5年組み分けテスト① | 62 |
② | 53 |
③ | 58 |
④ | 57 |
⑤ | 52 |
⑥ | 55 |
⑦ | 64 |
⑧ | 56 |
⑨ | 55 |
6年組み分けテスト① | 52 |
合不合① | 63 |
組み分け② | 58 |
組み分け③ | 60 |
合不合② | 64 |
合不合③ | 58 |
長男はそもそも文系脳で算数が苦手です。家庭学習で中受算数をやっていた頃は、等差数列で「初項を足す」レベルのことがどうしても分からず何度となく泣かせたものです。そもそも長男は、予習シリーズの新出単元も理解するのに時間がかかるし、翌日には解けなくなっているありさま。
長男は解き方を「パターン分け」できないとなかなか頭に入っていかないタイプだったので、私が演習問題集の問題パターンを把握して印を付けたり・・・。試行錯誤してやっていました。
上の偏差値をみても4年・5年の時は平均すると55程度。これも「私が偏差値を何とかここまでもっていっている」感があり、いっぱいいっぱいの偏差値でした。それが少し上がったのが、6年生(合不合②)になったあたりから。6年生箇所を青文字にしましたが、平均偏差値が60程度になり、算数アレルギーが消えたのもこの頃でした。
じゃぁなんで偏差値が上がったのかというと…要因は多々あるのでしょうが、問題集で言えば早稲アカオリジナのバックアップテキストのお陰だと思います。
バックアップテキストの特徴は、何と言っても「1単元・見開き1ページ」です。ほぼ全ての単元が見開き1ページに収まっていて、見開き1ページに頻出問題が並んでいます。(ただ重要単元である『速さと比』等は①②になっています)
バックアップテキストはシンプルに問題が並んでいるだけの問題集ですが、余白もちゃんとありテキストに式やひっ算も書き込み可能。文字だらけでやる前から戦意喪失だなんてこともありません。
バックアップは掲載されている問題が厳選されているのはもちろんですが、1単元・見開き1ページが最大の良さです。1単元・見開き1ページで、その中に必要な問題パターンが揃っているので、長男は中受で必要な問題を頭の中でパターン化⇒整理できたと思っています。
問題数も多くないので、短時間で一気に仕上げることもでき、間違えた問題の数をカウントすれば簡単に苦手単元を把握できます。
ちなみにバックアップテキストは、バックアップジュニア(小5で使用)もあります。ジュニアは1単元が見開き1ページではなく、αとβ問題で見開き2ページでした。ジュニアもまぁ悪くはないのですが、長男は「β問題」というだけで「できない!無理!」とテンションだだ下がり。その点バックアップテキストは、難易度は明記されていないませんし見開き1ページ。より重要問題が凝縮されている感じです。
そして6年生で使うからと言って、バックアップテキストの難易度がすごく高いわけではありません。
イメージとしては・・・、演習問題集では重要問題は繰り返しでてきますよね。バックアップテキストは演習問題集の類似問題を排除して1パターン1問題にしたような感じ。演習問題集と難易度は変わらないので、6年前半でなくてもじゅうぶん取り組み可能です。
あ、今思いつきましたが、総復習テキスト! そう、この表現がぴったり! それがこんな薄い1冊になってるからすごいよねーって。
6年生前半はとにかくバックアップテキストをやっていた
長男がバックアップテキストをやり始めたのは6年前半くらいから。塾でもバックアップのコピーが配られて宿題になったりもしていましたが、それとは別に①から少しずつ進めていました。間違えた問題には印を付けて、一定期間経ったらそこを解きなおす。
長男、何度やっても同じ問題で間違えるので「ふ・ざ・け・ん・な・よ」とバトルしたのも今ではいい思い出…(遠い目)。
多分各単元がもっとボリュームある問題集だったら、全単元の総復習とまではいかずやりきれなかったと思います。本来何度も繰り返すといい問題集だと思いますが、長男は何とか1巡した程度。でもじゅうぶん効果はありました。
バックアップ、思考力で解くよりは問題をパターン化して解く・・・どちらかというと文系の子に向いているように思います。私は中学受験してませんが、もし中学受験してたとして「この1冊を完璧にすればそこそこの偏差値が取れる」と言われればやる気になったかもしれません。
いやいや、さすが塾はいいテキストを持っているなぁ。市販ではここまでの問題集はないので通塾することのアドバンテージの1つです。
次男がバックアップテキストだけをやったらどうなるかという試み
そこでようやく次男の話ですが、次男は中受しないので、演習問題集をガッツリやるほどではないよなぁ~と。短い時間で1単元が終わる問題集がいいなというところからのバックアップテキスト!
2巡くらいやった状態で合不合判定テスト受けたらどうなるだろう。知りたいーーーー!!
次男は・・・塾は絶対行きたくない。中学受験はしない。でも中受勉強をやるのはやぶさかではない。そして模試はできれば受けたくないけど算国ならばいいようなことを言っていたので、やってみたら面白いかも。長男に関しては「そもそもバックアップテキストだけやってればよかったのでは」疑惑があり。その点を次男で検証したいところです。
4科のまとめ・社会でも感じましたが、6年になる前からやっておくといい問題集って意外とありそうなんですよね。むしろこの1冊を繰り返した方がいいのではと感じるテキストです。バックアップがそうなるかは分かりませんが、ひとまず次男にバックアップテキストをやらせてみて検証したいと思います。
バックアップテキストの最終ページにある表を壁に貼り、間違えた問題番号を書き込んでいくことにしました。
次男自身も日々やることが決まっているのはやりやすいようで、「この方式はいい」と言っています。ちなみに次男は予習シリーズ小5(下)の第4回までしかやっていません。そのため未習単元があるのですが、そこは長男に教えさせれば、長男の復習にもなり一石二鳥です。
バックアップテキストは63まであり。とりあえず今年中に1巡し、年明けから2巡目を目標にしようと思います。
長くなってしまいましたが以上、早稲アカオリジナル・バックアップテキストが傑作だよーという記事でした。
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