ブログを始めた当初から一貫してお勧めしている陰山先生の「百マス計算」。

きっかけは、ママ友数人から「百マスだけはやらせてる」という話を聞いて、私は当時家庭学習に興味ゼロだったのですが、みんなやってるなんてと焦って購入したんでした。
現在子供は私立中高一貫に通っていますが、今でも百マス計算がすべてのスタートだったと思うほどお勧めの1冊。
陰山先生の100マス計算をさせることで、計算練習は計算スピードを上げるのに加えて数量感覚が身につくと実感しました。
算数勉強の基本の基本として取り組むのがお勧めです。
計算練習で思考力が低下することはない
そもそも子どもに単純な計算練習は意味がないという意見もあります。
ただ私は、「計算力はスポーツで言えば基礎体力」だと思っていて、スポーツで基礎体力がなければ実践で伸びが少ないように、算数も計算力がなければそのあとの伸びが少ないと感じます。
また、計算練習は基礎体力を養うのに加えて、数量感覚を身に付けるのにも役立ちます。
私の弟(突然社会人から医学部に入り医学部6年生)は、バリバリの理系で勉強で苦労したことがないタイプ。
その弟がよく「小学校低学年の担任の先生が単純な計算問題をひたすらやらせてくれた。そのお陰で今でも数字を見ると自然と数のイメージが浮かぶ。」と言っています。
8+3の計算をするとき、「2を8に移して足して、2を移したから1残って・・・」と考えるのではなく、8と3をただ単純に「分量」としてイメージして答を11とできるような数量感覚。
こういった数量感覚は低学年のうちに身に付けたいので、その際100マス計算が役立ちます。
陰山メソッド徹底反復『百ます計算』
算数にとって重要な計算力と数量感覚を身に付けるのに最適な「百マス計算」。
ただし百マス計算自体はインターネットで無料ダウンロードできますし、簡単に自作できます。ただ、それでも「陰山メソッド・百ます計算」を購入してやってみて欲しい理由・・・
「陰山 百ます計算」は百ます計算がずらーーーっと並んでいるドリルです。
何よりボリュームがすごい!!
四則演算がそれぞれ2週間分(1日200問を14回分)あります。1ページに100ます計算が2つ入っているので、1ページやるだけで200回計算をしたことになるんです
足し算だと14日分あるので、2週間やるとなんと2400回!!
それが660円なので、コスパ言うことなし。
加えて「陰山 百ます計算」は同じ問題を繰り返す構成になっています。
2週間同じ問題を繰り返していると、前回の経験が頭の中に残っていてどんどんタイムがよくなり、劇的に計算能力が向上します
同じ問題をやるの!?と思うかもしれませんが、徹底した反復練習で数量感覚を養いましょうということ。
反復練習をすることで数量感覚が身につくのは、子供たちを見ていても実感しているところ。英語も漢字も何でも反復が大事ですが、それは算数でも同じということ。
また、タイムを書き込むので、日に日にタイムが伸びるのを見れば自信にも繋がります。用紙が厚くなく開きやすく独立開き可能。そのため低学年でも扱いやすいのもポイントです。
長男は小学1年生で「陰山 百ます計算」をやりました。足し算・・・初日のタイムは6分57秒でしが2週間目にはなんと2分50秒に。
本人も日々速くなるタイムをみて「計算ができるようになった」という自信を持ったよう。また学校の宿題でも計算が速くなり、算数の計算アレルギーが軽減されました。
実際は1日に1ページは結構ハードです。何せ1ページで計算200回。
低学年や計算アレルギーのある子にはハードですが、必ず効果が実感できるのが百ます計算。集中力も身につくので、陰山先生の百ます計算お勧めです!
「陰山メソッド 百ます計算」のデメリット
とは言え、この「陰山メソッド 百ます計算」にはデメリットもあり。
陰山百ます計算には「足し算・引き算・かけ算・割り算」の四則全部が入っています。
もし1年生で「陰山メソッド 百ます計算」をやると、できるのはたし算・ひき算単元まで。
かけ算は2年生後半でやる九九まで、割り算は3年生までおあずけになります。学校の進度に合わせると仕上げるのに足掛け3年かかってしまうことに。
子供の性格によっては中途半端感が残ってしまう可能性もあり。
最後まできっちり終わらせたいならば、たし算ならたし算の百マス計算ドリルを使用した方がスッキリ取り組めるかもしれません。
もしくは学年別百ますならば学校進度に合っているので検討してみて下さい。
>>>定番の科学MOOK「陰山・百マス計算」で立ち止まりがあった場合は、「学年別100ます」もお勧め!
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