今日ご紹介するのは『天才脳ドリル』の数量感覚です。
ちなみにこの天才脳ドリルは以下の11冊が出ています。
その中の数量感覚・・・そもそも数量感覚って何?なんですが、天才脳ドリルの解説には以下のように書かれています。
数量感覚とは、数を量として認識できる能力(センス)です。このセンスを磨くと、様々な計算を頭の中でイメージを使ってできるようになり、計算が桁違いに速く・正確になります。さらに、難しい理数分野の問題に出会っても、(途中の計算ではなく)思考に集中でき、学力がどんどん高まります。
天才脳ドリル『数量感覚』初級
天才脳ドリルは、数を分量として捉えるやり方を身に付けるドリルです。
学校でも平成20年の教科書改訂から、数を分量で捉えるために絵や図を用いることが重要な位置付けになっています。数をイメージ化して具体的な分量としてとらえる。
我が家の経験談ですが、次男が繰り上がりの足し算をするときに8+4の計算を「4から2を8に持ってきて10にして。のこりを10に足す・・・」と考えて解いていることに気が付いたんです。
考え方としては間違ってないのですが、その時私は「もっと数を感覚的に捉えてイメージとして答えを出せないかな?」と思ったんです。
そこでやらせたのが百マス計算だったわけですが、その後にこの天才脳ドリル数量感覚と出会ってあ、私がやらせたかったことこれだと。
足し算の繰り上がり繰り下がりを、「繰り上がり」なんて難しい言葉で考えずにできるようになる第一歩になる問題集。ただ内容が1年生だと簡単すぎるのでちょっと物足りなさはあるかもしれません。初級は幼稚園年長さんくらいにちょうどくらいの内容です。
『天才脳ドリル』数量感覚 中級
中級は九九を習う前にやりたいドリルです。
かけ算は九九の暗記だと思っているませんか?
かけ算が九九の暗記だなんてことはなく、九九は問題を解くための「ツール」です。
例えば・・・
かけ算は足し算で表せますが実はそれを理解していない子って多かったりします。かけ算は九九だと思い込んでいると、かけ算が足し算で表せることを知らないままです。
だからこそ学校でかけ算は九九の暗記だと思ってしまう前にやっておきたい1冊。
ちなみに中級は、かけ算の考え方から分数・そして数の分解(最大公約数・最小公倍数)へと進んでいきます。最小公倍数と聞くと難しい気がしますが、数を分量で捉えることができれば・・・。
例えば5と6と最小公倍数。
学校では5の九九を書いて、6の九九を書いて、最初に出てくる同じ数!なんて習うかもしれません。
間違ってはいないのですが、それを分量としてイメージできると(5の塊と6の塊を積み上げたときに同じ高さになるところなんていう感じで)、算数の世界が広がるような気がしませんか?
我が家の取り組み状況
このドリルの存在に気が付いたときには、子供たち2人とも足し算も九九も覚えてしまったあと
だったので悔しい思いをしました。
長男が小3でこれから本格的に分数が始まるというタイミングで中級をやらせたのは良かったですが。
この「数量感覚」は他の天才脳ドリルシリーズ(空間把握・仮説思考)とは違い、あーだこーだと考えるタイプの問題ではないのでサクサク進んでいきますが、基本的な数(を分量として捉える)の考え方を身に付けられると思います。
我が家でも、この考え方を他の問題集でも登場させていって、しっかり叩き込もうと思っています。
ただ結構簡単にどんどん進んでいってしまうので、物足りなさはあるかも。
ドリルというより、考え方の参考書と捉えたほうがいいかもしれません。
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