最近は、入試でも思考力が重要視されるようになり、それもあってか書店にもたくさんのパズル系ドリルが並んでいます。
我が家では、「算数は考えること」がモットー。学校算数では考える力はアップしないと思い、子供たちが小さいころからパズル系ドリルはたくさんやらせてきました。
その中で1番のおススメはと言われれば、今や定番となって「天才脳ドリル」シリーズ。
特に仮説思考で思考力が大幅アップしたので、子供たちが大きくなった今でもやってよかったと思える1冊です。
天才脳ドリルシリーズとは?
天才脳ドリルシリーズはパズル系ドリルで、「空間把握」「数量感覚」「仮説思考」の3種類があります。



天才脳ドリルは帯に書いてある通り、勉強に必要なセンスを身に付けるのが目的。
そのため、中身は学校算数の教科書とは大違い。遊びにしか見えないパズル問題中心ですが、おのずと算数の思考力や空間把握能力が身に付く内容になっています。
パッと見、子供は「勉強」とは思わないので、遊びの延長感覚で取り組めるのが特徴。
とは言え、最近は学校でもパズル系問題が出題されることがあり。また、四谷大塚の全統テストでも低学年向けではパズル系問題が出題されたりします。そのため、思考力を付ける目的以外でも、中学受験準備として。やって無駄になることがない1冊です。
今回はその中でも一番のお薦め!思考力が身に付くこと間違いない「仮説思考」のレビューです。
天才脳ドリル 仮説思考 (初級)の難易度、お薦め学年

天才脳ドリル「仮説思考」は一見遊びにしか見えないのに(迷路など)、実際やってみると「考えなければ解けない」問題ばかり。
例えば次男が好きな、ワンちゃんの絵がかわいい「道を作る」という問題。一見するとただマス目を進んでいくだけですが、マス目をわんちゃんに当たらないようにゴールまで進まなければなりません。
ただゴールを目指すのではなく、「斜めにすすめない」「一度しか通れない」「全てのマス目を通る」「ワンちゃんにあたらない」という条件付きです。
最初はマスも少なくて簡単ですが、わんちゃんの数が増えると、初級でも最後の方になると「あれ、1つ通ってないマス目がある」って、大人でも考えてしまう内容です。
そのためうちの子供たちも「ここはこうだから、ここは必ずこう通らなければいけない・・・」なんてブツブツ言いながら取り組んでいました。
このような「○○だから○○」(論理的思考)というものの考え方。子供は感情が先なので、論理的思考は難しいもの。成長とともに身に付くものですが、訓練も必要だと思っています。
そしてこの仮説思考のドリルは「ここは○○だからこうだ!」と、このドリルの名前通り「仮説検証」しないと解けないので、論理的思考力を鍛える訓練になります。
中身が見られないと心配という方は下のリンクからアマゾンにいくと「なか見!検索」で問題が3問見ることができます。中級も上級も見られるので、購入の際の参考にしてみてください。
このドリル、「仮説思考」という難しい名称ですが、問題のルール自体は単純で分かりやすいので小さい子も取り組めます。初級は幼稚園年長さん~小2くらい向けかなという印象。ちなみに我が家の次男が小1の時じっくり考えて取り組める程度でした。
我が家では、長続きしなかったパズル系ドリルも多かったのですが、この天才脳ドリルは楽しんでやりました。
その理由は、問題バリエーションが多いから。パッと見は簡単そうなんだけど、いざ取り組んでみると結構考えなければ解けないという絶妙な匙加減も絶妙なドリルです。
算数に必要な「考える」クセを付けさせるのにも効果ありの傑作問題集です。

中級の中身は、初級とほぼ同じですが全体的に難易度が上がっています。
中級は、小2の長男が結構頭を使って時間をかけて解けるレベルでしたので、小2以降くらいに最適という印象。
1問につき目標は10分となっていますが、小2長男は10分以内というのはなかなか難しく15分~20分くらいかけて解いていました。
中にはナンバーディスプレイ(数独みたいな感じの問題)など穴埋め箇所がも多い問題もあって、それだとまだまだ集中力が続かないという子もいるかもしれません。
そのため我が家では「ちょっと無理かな」という問題は飛ばすことも。
無理やりやらせて「このドリルつまらない!やりたくない!」となるのを避けるため。まずパズル系はまずは楽しんで取り組んで欲しいと思っています。
そして・・・実は私も問題をコピーして一緒に解いていたのがこの「天才脳ドリル」。最初の頃は私も余裕でしたが、しかーーーし、しかーーし中級の途中からは長男の方が速く解けることも多くなってきてしまい・・・。母のプライド、大ピーンチ!
このように天才脳ドリル仮説思考は大人がやっても楽しめるので、子どもと一緒に楽しむのもおススメ。
我が家で実際にチャレンジして思考力アップに効果的だった仮説思考!算数の思考力を身に付けるためにも!ぜひ取り組んでみてください。
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