100ます計算ドリルでは一番のお勧めが、教育科学MOOKの「陰山・百ます計算」です。
500円という低価格、問題量、開きやすい用紙、同じ問題を繰り返すという方法論。どれを取ってもパーフェクト!なんですが、ちょっと困る部分もあります。
それは、この「陰山・百ます計算」では1冊にたし算・ひき算・かけ算・わり算(ます計算ではない余りのあるわり算)が全て入っていること。つまり、小学校算数通りに学習している場合は、3年生の半ばにならないと1冊全てを終わらせられないんです。
1年生ではたし算・ひき算まで。2年生で九九をやったらかけ算をやり、3年生であまりのある割り算を習ったら割り算をやる。そう、実はこの1冊を全部終わらせるのには足掛け約3年かかる・・・。
焦らず時期に合わせてこなしていき、3年かけて終わらせるのも勿論OK。ですが、一冊一冊きっちり終わらせていきたい場合には同じく陰山先生の「学年別100ます計算」がお勧めです。
易しめで分かりやすい問題集が多い「フォーラムA」から出ているドリルで、税込み545円。表紙はカラー写真じゃなくていいから税込み500円にならないかしらなんていう気もしなくもありませんが・・・。
学年別100マス(学年別)の詳しい内容
学年別100マス計算は、当該学年までの計算しか出てこないのが最大の特徴です。
例えば1年生なら以下の通り。ドリルの名前自体は「100マス」となっていますが、小1だと30マス計算までだったり、必ず100マス計算になっているわけではありません。
くりあがりのないたしざん
くりさがりのないひきざん
10になるかず
くりあがりのあるたしざん
10からひくかず
くりさがりのあるひきざん
たしざんマスけいさん
たしざん30マスけいさん
ひきざんマスけいさん
ひきざん30マスけいさん
確認できる限りだと、1年生は30マスまで。2年生は50マス。3年生で100マスがでてきます。その後は4年生は50マスと100マス、5・6年生は100マスのみになっています。
ちなみに画像は我が家にある「学年別100マス」2年生ですが、1つ1つのマスも大きくマスの左右にも数字が書かれているのも特徴です。(教育科学MOOK「陰山・百ます」には右縦列に数字は書かれていません)
フォーラムAのドリルだけあって、内容は易しめで親切な作り。科学MOOK「陰山・百マス計算」だと計算ボリュームがありすぎるとか、マス目が細かすぎて拒否反応がある場合はこちらの「学年別100ます計算」がお勧めです。
余白も大きいので全体として問題数は科学MOOK「陰山・百マス計算」より少ないですが、こちらにもメリットがあり。科学MOOK「陰山・百マス計算」で立ち止まりがあった場合には学年別100ますも候補に入れてもいいのではないでしょうか。
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