長男小3は、通塾なし・通信教育などなし。市販問題集を使用した家庭学習で、小3春の全国統一小学生テストの偏差値が65をこえました。
長男がもともと勉強ができる子だったわけではありません。
学校の勉強はごくごく「普通」で、成績表も「がんばりましょう」がありましたし、算数の習熟度別クラス(公立小学校)でも一番上のクラスではありませんでした。
そんな我が家が市販問題集を使って家庭学習を始めたのは小2の冬。長男が「算数は苦手だから嫌い」と言っていて、一度算数に苦手意識を持つと挽回するのが難しいと思ったのがきっかけです。
家庭学習と言っても毎日長時間勉強したわけではありません。
というのも、長男はスポ少をしており、練習は週4日。他にも習い事をしており放課後はなかなか時間が確保できません。また、元々体力がないので、習い事がある日は疲れて勉強できる状態ではありませんでした。
そのため、勉強は朝早く起きられた時や疲れていない平日の夜限定。結果的には週に3日、1時間を目標にした程度です。その際意識したのは、効率的に勉強を進めること。
問題集選びも重要で、教科書準拠のドリルをやっていたら全統テストで成績はとれなかったと思います。
全統テストを目標にしていたわけではありませんが、家庭学習を始めた小2の2月から小3の春にかけて使用した市販問題集がこちらです。
・Z会グレードアップ問題集
・天才脳ドリル 仮説思考 中級
・はなまるリトル 2年生
・最レベ2年生(ハイレベル問題のみ)
・トップクラス算数2年生
・最レベ2年生(最高レベル問題)
・トップクラス算数2年生(最高レベル問題)
次に上記問題集をやる際に意識したことを時系列で書いていきたいと思います。
目次
【小2の2月】Z会グレードアップ問題集2年生
我が家が小2の2月にまずやらせたのが「はなまるリトル算数2年」。これくらいは解けるだろうという予想を見事に裏切ってくれ、発展問題は全く理解していない様子だったので「はなまるリトル」は中止とし「Z会グレードアップ問題2年」を始めました。


グレードアップ問題集内のグッジョブマーク問題(少し難易度高め)を重視し、解く時に迷ったりした場合は「グッジョブマーク問題の類似問題を作ってやらせる」のを繰り返ました。
Z会グレードアップ問題集は、標準問題の中にポツンポツンと発展問題が含まれているというタイプの問題集です。そのため標準問題しかできなくとも、ぱっと見は正解が多くなるので、子供も自信喪失せずに取り組めました。
ちなみに2月は「天才脳ドリルの仮説思考中級」も同時進行で取り組んでいます。
【小2の3月】四谷大塚・はなまるリトル算数2年生
グレードアップ問題集を終えて「はなまるリトル小2」を再開しました。

Z会グレードアップ算数で効果がでたのか、1月に取り組んだ時よりはなまるリトルの正答率が断然アップ。
この時から文章題では「式だけでなく図も書く」という決まりを導入し、テープ図などを書く練習も一緒にやっていきました。(中学受験算数でも線分図や面積図など、図を書かなければ解けない問題が多くあります。そのため低学年のうちから図を書く練習をしておくと後がスムーズです。)
そして2月の半ばくらいには「天才脳ドリルの仮説思考(中級)」が終了。
天才脳ドリルは1問1問に時間をかけてやったせいで(家族全員でゲームのような感じでやりました)長くかかってしまいましたが、はなまるリトル問題集をやっている際に「天才脳ドリルよりは簡単かも」と言うこともあり、少しずつ算数の問題を「考える」習慣がついてきたという手ごたえを感じました。
【小3の4月】最レベ算数2年生
はなまるリトルを終え、「最レベ算数2年」を始めました。この時長男は小3になっていたので、学年を落としてやらせたことになります。

長男は標準問題は難なく解けていたので、標準問題はスキップしてハイレベル問題のみ。この際も意識したのは「図を書く」こと。たし算の文章題なども線分図を全て書かせて、式よりも図を重視です。
ただ、最初は解けるのに線分図は書けませんでした。長男も「解けるのに何で図を書かなきゃいけないの」と不満たらたら。ですがそこは絶対に譲らず、図を書く練習練習練習!
並行してトップクラス問題集2年のハイレベル問題にも取り組み、難しい問題に慣れさせていきました。
長男の最レベ問題集の1ページ(著作権に配慮してモザイクをかけています)
【4月】最レベ2年生を継続(植木算で躓く)
4月になり最レベ算数2年生で植木算が登場しました。

植木算以降は、今までの単元よりもぐっと難しくなります。
そもそも学校では植木算などの特殊算は習いませんし、問題文に出てくる数字と実際に使う数字が異なるのが難しい。だからこそ、図を描くのがポイントなんですが、その際、図を描かないと分からないんだなぁという長男の頭の中の構造にも気づきました。
(「植木算なんて1を引いてとか解き方を覚えさせればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、小手先テクニックではなく、どんな問題にでも通じる思考力を身に付けて欲しかったので、敢えて「木の本数より1つ少ない数字を~」とは教えてません)
ここで再び反復練習。最レベ&トップクラスの植木算問題を繰り返しやらせる、且つ私も植木算の問題を自作して慣れていかせました。この時期に植木算をやらせることについては、「図を書く」ことや「ただ数をあてはめて式を作ればいいのではない」ことや「じっくり考える」ことの練習になりました。
【5月】最レベ問題集2年生(最高レベル)
5月です。長男は既に小3ですが、取り組んでいるのは相変わらず小2の「最レベ」と「トップクラス問題集」。5月からは小2の最レベとトップクラス問題集の最高レベル問題のみをらやらせました。
ここまでくると難しい問題にも慣れてきていたのか「どうやったら解けるかわからない!」ということはなくほぼ満点(ただ計算ミスは結構あり)でできるようになっていました。
ここまでが長かった~と思ったものの、最高レベル問題をほぼ解けるまでにちょうど4ヶ月。最初ははなまるリトル2年生で苦戦していたとは思えないほど成長しました。
なぜ4ヶ月で難易度の高い問題が解けるようになったのか?
全統テストを目標にしていたわけではありませんが、結果として春の全統テストでは算数偏差値が65を超えました。なぜ4か月足らずの家庭学習で偏差値65がとれたのか?
- 「本人の実力よりほんの少し難しい問題集」にチャレンジさせ、すこしずつ実力アップさせていった。
- 難しい問題は図を書かせて、読解力向上を目指した。
塾に通わなくても市販の問題集だけで高得点が取れた!これは本人の自信にもなりました。
長男が1年前に栄光ゼミナールの全国テストを受けたときはごくごく平均点(基礎点しか取れず)だったので、長男の算数力はだいぶアップしたなぁと感じるところ。た。
(それも全統テストは裏の解答欄に気が付かなかったため、全問は取り組んでないです)
全統テスト前に取り組んだ問題集
- 小3春「全国統一小学生テスト」は、長男のうっかりミスに苦笑い
- 小3春「全国統一小学生テスト」結果。家庭学習で算数偏差値65超えました
- 小3春「全国統一小学生テスト」結果
- 小3秋「全国統一小学生テスト」自己採点の結果
- 小3秋「全国統一小学生テスト」の結果。偏差値はどうだった?
- 小4春「全国統一小学生テスト」結果はまだですが感じたこと
- (次男)小3春【全国統一小学生テスト】の結果
- 小4秋「全国統一小学生テスト」結果
- 小5 春「全国統一小学生テスト」結果
- 小5 秋「全国統一小学生テスト」の結果
- 【全国統一小学生テスト】(小3)家庭学習4か月で算数偏差値65超え!使った市販の問題集
- 【全国統一小学生テスト】対策に使える問題集と注意点(小1~小3)
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