全統テストが近づいてきており、このブログに「全国統一小学生テスト」の検索ワードできてくださる方が多いので、過去記事を再掲します
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全国統一小学生テストは四谷大塚主催の全国模試です。最近は全統テストの時期になるとCMも放送されるので知名度がアップしているように思います。
何と言っても全統テストは誰でも受けられて無料!
無料とあって軽い気持ちで受験される方も多いかと思います。
結構気楽に受けられるテストではありますが、注意点もあって、
それは・・・全統テストの内容は学校のテストとは全く違うということです。
小学校のテストでは出ないような問題が出題されるので、学校では勉強ができる方なのに点数が取れずショックを受ける場合もあり。
塾としては、点数が取れない⇒今から塾に通って対策しましょう。点数が取れる⇒中学受験の見込みありなので、通塾しましょう。とどちらも塾勧誘に繋げられるんですよね。
(そもそも無料で受験できるのは、塾勧誘の目的もあってのことなので当然と言えば当然です)
目次
全統テストは塾に通っていないと高得点が取れない?
全統テストは中学受験に続いていくテストなので、学校のテストより難易度が高いです。
が、すべてが難易度の高い問題ではなく、基礎問題も含まれています。そしてその基礎問題が完璧で平均点程度になるように作られているそうです。
基礎問題もあるので、通塾していないと太刀打ちできないことはありません。ただ、学校テストのように「満点が簡単に取れる」テストではないのは認識しておいた方がいいです。
学校テストと同じ感覚で受けると、学校テストのような点数が取れずに自信を失ってしまう場合もあり。そのため、個人的にはある程度対策をして臨んだ方が子供のやる気に繋がるかなぁと思っています。
そこで通塾なしの我が家が全統テストを受けた経験から、家庭でできる全統テストの対策をまとめました。
対策1・類似テストで問題形式に慣れる
全統テストが学校のテストと大きく違うのは「出題範囲」です。学校のテストでは出題範囲は決まっています。かけ算の単元ならテストも当然かけ算。ですが全統テストの出題範囲は今まで習ったところすべてが範囲になります。
基礎問題の計算にしても、(例えば小2ならば)足し算があったり掛け算があったり、両方が混ざっていたりします。
小さなことのようですが、通塾してない子にとってそれは初めての出題方式。あれ?あれ?ってテスト中に頭が真っ白になり力を発揮できない子もいます。
そのため
★全統テスト前には類似問題で問題形式に慣れさせる★
これ、結構重要です。
例えば早稲アカ経由で全統テストを申し込んだ場合には、事前に対策教材として「練習用のテスト問題及び解答用紙」がもらえます(無料で対策授業をしている校舎もあります)。これをやっておくだけでも通塾していない子は随分違うと思います。
全統テストは四谷大塚経由でなくても申し込みできるので、申し込み先で何らかの対策授業や対策教材を用意してくれているかを確認してみてください。
対策2・学校算数より少し難しい問題をやっておく
全統テストでは、基礎問題を全問正解すると平均点くらいの点数になると言われています。(偏差値50くらいなので、小学校の範囲を完璧に取れると偏差値50くらいになるイメージです)
そのため、全統テストで平均点以上の得点を取りたい場合は、学校算数より難しい問題に慣れておく必要があります。もちろん市販の問題集でも対策は可能で、その場合は教科書準拠ではない難易度高めの問題集を選ぶ必要があります。
例えば四谷大塚のはなまるリトルは、学校算数よりやや難易度高めですが、ボリュームもさほど多くないので短時間で一気に終わらせることもできます。
もう少し時間をかけて対策したい場合は、ハイクラスドリル120回も全統テスト対策になると評判です。
以前ハイクラスドリルを2巡して全統テストを受けたところ、かなりの高偏差値だったとコメント欄から教えていただいたことありです。
更に高得点を狙いたい場合は、当ブログカテゴリーの『中学受験準備の問題集』も参考にしてみてください。ちなみに我が家は小3で「小2最レベ」を使ったところ、全統テストの偏差値は65を超えました。
対策3・算数では思考力系問題に慣れておく
また算数では思考力を問われる問題も出題されます。低学年向けだと、最近よくでるのがパズル系問題です。
難問ではありませんが、慣れていないとテスト時間内に解くのは難しいタイプの問題です。ただし逆に言えば、慣れていればじゅうぶん解ける問題とも言えます。
対策をするとしたら
あたりでしょうか。上記3冊は中学受験勉強にも通じるのでおススメです。
対策4・国語ははなまるリトルをやっておくといい
国語に関しても全統テストは学校テストとは違います。例えば漢字の問題。
以前長男(小3)が受けた際出た漢字問題は「縦線部を漢字に直したとき、同じ漢字になるものを①~④からそれぞれ1つ選びなさい」でした。
出されている漢字自体はさして難しいものではないのですが、この出題形式に慣れていないとスピーディーに答えるのは難しいなぁと。
そして漢字で時間を取られていると、漢字の後の長文読解がびっくりの6ページ超え(問題文だけで)なので時間が足りなくなってしまうんです。
通塾している子どもたちはこういった問題形式(というよりテスト)に慣れています。ですが通塾していなければこういった問題形式さえ初めてという子どもがほとんど。
そのため
★国語で平均点以上を狙いたいのならはなまるリトルがおすすめ★
はなまるリトルも全統テストも同じ四谷大塚です。またはなまるリトルには語彙問題から文章読解まで様々な問題が掲載されています。そのためはなまるリトルを一通りやっておけば色々な問題形式に慣れることができます。
対策※追加
コメント欄から情報をいただき、2019年全統テストでは図形問題が出題されたとのこと。
サピックスのきらめき算数脳(図形)が近い問題だったようなので、こちらもおすすめ。普段、小学校算数では難しい(思考力が試される)図形問題には取り組めないので、ぜひ取り組んでみてください。
対策4・どこで全統テストを申し込むか?
全統テストは四谷大塚主催の模試ですが、四谷大塚経由でなくても申し込みが可能です。例えば我が家はいつも早稲アカ経由で申し込んでいますが、早稲アカ経由だと無料の対策授業があり、かつ対策教材が無料でもらえます。
また早稲アカ校舎で試験を受け、終了後には解説授業もあり。恐らくどこで申し込むかによって特典も違うので、申し込む際には四谷大塚だけじゃない塾等も確認するのがお勧めです。
ちなみ我が家が受けた早稲田アカデミーですが、最寄の校舎に電話して問い合わせれば対応してもらえるかと思います。
まとめ
以上通塾していない子が全統テストを受験する場合の注意点と対策をまとめました。
書いた通り、学校の勉強だけできた子にとっては慣れていない形式の出題があります。そのためもし成績が振るわなかったとしても、それは「わからなかった」のではなく「慣れていなかった」からできなかった。そう捉えることが大事です。全統テストだけで「頭が悪い」「できない」なんて決して決めつける必要はなし!
結果は子供の弱点を発見するためのツールとして活用しましょう。
塾は結果がよくなければ「対策のためにぜひ通塾してください」ですし、点数がよければ「可能性があるのでぜひ通塾してください」になります。無料テストは塾の勧誘手段だと割り切ることも必要です。
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