「なんでこんなに漢字ができないの?」
この言葉。いったい何百回次男に投げかけたでしょうか。
もともと平仮名もカタカナも人一倍覚えるのが遅かった次男。
次男はそもそも「模写」ができませんでした。
見本と同じように書いてねと言っても、次男が書くものは見本とは似ても似つかないもの。もしかして視力が悪くて、一本線が二本線に見えたりしているのかもと思ったほどです・・・(学校の視力検査は問題なしでしたが)。
そんな次男ですが、小3くらいになりようやく学校の漢字小テストで90点や100点を取れるようになってきました。
そんな次男と多くの漢字練習を試してきました。その中で漢字が苦手な子におススメできるドリル&練習方法を6つご紹介。
漢字練習は「書く」ことが全てではありません。子供に合った漢字練習方法で少しでもストレスなく練習していくのが、漢字暗記の近道です。
目次
唱えて覚えるなら「下村式・漢字練習ノート」

下村式では漢字をとなえて書きます。
例えば「住」ならば「にんべんに、てんイチ、たてぼうで、よこ二本」っていう具合です。
わたしは漢字で苦労したことがないので、下村式のノートを見た時は「唱えるのなんて面倒くさい。っていうか何のために唱えるの?」って思ったのですが・・・
ですがある時、次男が漢字を書く時にたまにですが「となえて」書いてることに気が付いたんです。「女」なら「くのいち」なんて感じです。(学校で習ったらしい)
そして唱えて書いたものは間違わない。
その時「漢字が苦手な子には”唱える”がいいかもしれない」と思ったんですよね。書くのがダメなら声に出して覚えろみたいなイメージでしょうか。(そもそも漢字が苦手な子は「書く」のも嫌いな場合が多い)
そのため、書いて覚えるが難しい場合には、唱えて覚えるもおすすめです。
下村式の漢字掲載順序は教科書準拠ではないので、1年のはじめに取り組んで一気に漢字を覚えるのもおすすめです。
下村式となえてかく漢字練習ノート小学1年生 改訂2版/偕成社/下村昇
下村式となえてかく漢字練習ノート小学2年生 改訂2版/偕成社/下村昇
書いて覚えるなら「無料の漢字プリントを使う」
我が家は書くのが苦手でしたが、やはり漢字を覚えるには何度も「書く」もよい方法です。
そのため漢字ドリルを買いあさったりするわけですが、漢字が苦手な子はドリル代もバカにはりません。
そこで・・・使いたいのがインターネット等で使える無料の漢字プリントです。
(ちなみに、私が自作した漢字プリントはこちらで公開していますので、よければどうぞ。次男用に光村図書で習う漢字の順番にしてあります。)
他にも多数漢字プリントダウンロードサイトがあります。ドリルだとコピーでもしない限り1度使用すれば終わりですが、プリントアウトできるものなら何度でも取り組めるので漢字学習にはピッタリ。
無料なので利用しない手はありません。
下記リンクでおすすめの無料漢字プリントサイトを紹介していますのでどうぞ。
見て暗記する「見るだけ暗記法」
書くのも苦手、唱えるのも嫌だという場合におススメなのが「見るだけ暗記法」です。
![小学漢字1026が5時間で覚えられる問題集 [さかもと式]見るだけ暗記法実践版](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51r9wrD3ZkL._SL160_.jpg)
坂本先生の本は有名なのでご存じの方も多いと思いますが、この見るだけ暗記法、やり方はごくごく簡単です。
<10個の漢字を4分で覚える具体的ステップ>
step1.1回目の暗記タイム(30秒)暗記リストの漢字を、30秒間、見て覚えてください。
書く必要はありませんが、書きたい人は
暗記時間内に、1・2回ずつ書いてもOK。ただし、制限時間(30秒)は必ず守って下さい。
時間がきたら有無を言わさず暗記を終了させます。step2.再テストする
先ほどの「1分間漢字テスト」を再度やります。
マル付けをしたら、テスト終了。step3.2回目の暗記タイム(30秒)
2回目の暗記も1回目と同様に30秒で行います。
step4.再テスト
またまた再テスト。
少しずつ正答数が増えてくるはずです。
あとは、全問正解できるまで、この
「短時間暗記」と「テスト」をくり返すだけです。step5.3回目の暗記タイム
step6.再テスト
・
・
・だいたい5~7回目のテストで
10個すべての漢字を覚えられるようになります。
やり方は簡単なので、特に坂本先生の本を持っていなくとも実践できるのがポイント。ゲーム感覚なので、書くのが苦手な漢字苦手男子に特におすすめです。
小学校漢字とリンクさせてコツコツなら「教科書準拠 漢字ドリル」
漢字暗記。最終的には何巡も書くが最大の近道です。そもそも坂本先生の「見るだけ暗記法」も、テストを繰り返しているので何度も「書く」んですよね。
そのためコツコツ漢字練習をできる子ならば、小学校で習っている単元の漢字を自宅でも練習するのがおすすめ。
学校の宿題、家庭学習で同じ漢字を練習することにより書く回数が増えますし、混乱もありません。
鉄板の教科書準拠の漢字ドリル。数は多くないので、コピーして使うのがおススメです。


教科書ワークとドリルの王様。内容に大きな差はありませんが、教科書ワークがオールカラーで紙も上質(多分)。値段相応といったところでしょうか。
ちなみに光村図書を使っている場合は、教科書準拠プリントを自作していますので、使ってみてください。
教科書ワ-クかん字2年 光村図書版こくごたんぽぽ/赤とんぼ完全準拠 /文理
イメージで覚えるなら「読み書きが苦手な子どもへの”漢字”支援ワーク」
こちら、漢字を「視覚」「イメージ」でゆっくり覚えようというワークです。

例えば漢字毎にイラストがあったり(漢字が苦手な子は、漢字と漢字の持つ意味のイメージがリンクしてないのでこれは効果的)。
同じ漢字の色々な読みが一まとめになっていたり(漢字には色々な読み方があることをイメージできる)、漢字をパズルみたいに組み合わせたり。
「漢字が苦手な子ってこういうところをポイントに教えていけばいいのか」という参考にもなります。
難易度は高くありませんが、このワークで漢字暗記を違った部分からアプローチするのもおススメです。
運筆が弱いなら「アプリ」で漢字を覚える
漢字が苦手な次男もそうですが、私が勉強を教える中で感じるのは、「運筆弱い子は漢字が苦手な場合が多い」ということ。
文字を書くだけで手が疲れてしまったり、または自分がイメージするようにキレイな文字が書けずに、書くのが嫌になってしまう子も。
書くのが嫌だとますます漢字が覚えられないという悪循環です。
そういう場合、我が家で効果的だったのが「アプリ」の利用です。
スマホやipadのアプリ、なんでもいいのですが、何といってもアプリならば運筆力が必要ないので、手が疲れにくいのが特徴です。さらにゲーム感覚なので、漢字練習によくある苦行感もありません。
我が家がいろいろ使ってみて最もおススメできるのが「スマイルゼミ」。タブレットの通信教育で、タッチペンで画面をなぞったりして漢字を練習します。
これ、すらすら書けるので手は疲れないです。そしてスマイルゼミならば、ノートに書いているようなポーズ(手のひらが画面についてしまっても大丈夫など)で練習できるのもポイントです。
スマイルゼミのおススメポイントをいろいろ書いています!
>>>【スマイルゼミ】漢字学習はやっぱりスマイルゼミがよいと思った理由
スマゼミ資料請求はこちら>>>◆スマイルゼミ◆
以上、漢字が苦手な子へおススメの漢字ドリル&練習法。漢字暗記は書くだけが全てではありません。子供に合った方法を選ぶのが一番。
思わず「なんでそんなに覚えられないの」と言いたくなりますが、そこはグっと我慢。子供が漢字好きになれるような教材選びをしましょう。
漢字が苦手な次男のために相当数の漢字ドリルを購入していますが、その中でもおすすめの漢字教材に関する記事一覧です♪
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